日本からスペイン・マドリードに真夜中到着。
翌朝1月5日に外に出て見て驚いたのは、町中にクリスマスソングが流れていることでした。
12/25の夜にツリーが片付けられ、お正月休みを過ごして1/5には社会復帰…という国からきた人間としては、とっても違和感がありました。
なんだか、二週間どころかワンシーズン戻ったような感覚です。
というのも、スペインでは最後にして最大のイベントが1月6日のレジェス・マゴス(三賢人)の日だそう。
クリスマスプレゼントは、サンタクロース(パパ・ノエル)ではなく、このレジェス・マゴスが運んでくるものとされています。
イエスキリストが生まれた夜にプレゼントを持ってきた三人の賢人になぞらえて、三賢者の日というのがあるようです。
ちなみに三人のうち二人は白人、一人は黒人で、「東方の三賢人」「三人の王様」と呼ばれる事もあるそうです。
1月5日の夕方18時、スペイン人の友達がパレードに連れて行ってくれました。
このお祝いに関するパレードだと、着いてから知ったわたし。
夕方から三人の賢者の華やかなパレードがあり、飴をふりまきながら、大通りをねり歩くんだそうです。
とりあえず行列に参加してみてみてることに。
今回わかったのは、スペイン人は、とにかく待つことに文句をいわない。
とっても寒い中、1時間以上もたったまま。
たまに警備の警察が通ると、拍手とぴーぴーと笛吹きで大騒ぎになってたりします。
明るいなあ。
騎士達がとおる。
大きな星が通り、
天使たちがきた。
これは、消防車??こどもたちが お菓子を投げています。
大人達も必死。
有名な歌手らしいです。
空を舞う天使
そして最後に三人の賢者の登場!盛り上がりは最高潮に。
彼が黒い賢者ですね。
らくだがたくさんのプレゼントを持ってきているみたいです。
投げられたお菓子、わたしも一ついただきました。
なんだか普通の飴だったけれど、幸せの味ってことで!
街はこんなかんじ。
まだまだクリスマスが続いています!
クリスマス特有の食べものは、このパン。
丸く焼かれており、色がついていたりnata(クリーム)が入っていたり。
そこに人形が入っているとこの一年いいことが起こる前兆なんだそう。
もちろん、おもーいホットチョコレートと飲みます。
そして、大きい!笑
1/6、子供たちはプレゼントを開けて喜び家族みんなで集まる日になるそうです。
というわけで、町のお店は殆どしまっていました。笑
かわりに、町中のお店の窓で、こんな可愛い飾りをたくさん見つける事ができました。
アメリカなどではサンタクロースがクリスマスイブの夜にプレゼントを持ってくるということで、その翌日が一番盛り上がりますが、スペインでは12/25は家族でご飯を食べてかるーいプレゼント交換をする日。
1/5の夜こそが、いい子にしてるとプレゼントがもらえる日、という設定なんだそうです。
ちなみに悪い子には、炭が届くとか。
当たりまえだと思っていた知ってるクリスマスの常識を覆され、面白い!
Facebookをみていると、少なくともロシアにいた友達とセルビア人の友達は1/6に「今日は母国のクリスマス」と書いていました。
だから、カトリック信仰があった国は世界的にそうなのかもしれないですね。
翌日、マンションにはこんな可愛い子供達の絵手紙が。
「3人の賢人さん、ありがとう」の図みたい。
今年は日本でクリスマスは伊豆や丸の内イルミネーションで堪能したつもりですが、まさかここで二度目のクリスマスを体験できるとは思っていませんでした。
かわいい!!