こんにちは。コミュニティコンサルタント・NPO法人LunchTripの松澤亜美です。
Hi this is Ami, community marketing consultant/ Co-founder of LunchTrip , Non profit organization.
先月アメリカで招待いただいたコミュニティマーケティングのカンファレンスCMXでも、Facebook Community leadership Programs(FCLP)でも、よく聞かれたのは「日本人みたいに おとなしい人たちが集まったときに、どうコミュニティを盛り上げるの??」という質問だった。3人以上には聞かれたかな。
Last month when I was attending CMX(community marketing summit) and Facebook Community leadership Programs, more than 3 people asked me “how do you make the most shiest people active in the community ? It looks very hard.”
これは盲点だった。
確かに、海外の人(特に欧米人、アジア人も)は沈黙があまり好きではない。
日本では、適度な「間(ま)」が好まれ、小さい時から「人の話を聞き終わってから話しなさい」と言われるのに対して、海外では「人の話に割って入ること」は全く悪ではないのだ。むしろ、無言でいるよりも声を出して積極的に参加するほうが好まれる。
同じ場所にいる他の人を気遣って発言をするのでは無くて、発言をした声そのものを評価している傾向がある。
その場にいるかどうか、ということよりも、発言の内容が評価を決める。だから、日本のコミュニティの「居心地が良い」と海外のコミュニティの「盛り上がっている」は価値観が少し違う。
これはオンラインでもそうだと思う。必要以上に投稿が多いコミュニティを、ノイズだと感じたことはないだろうか。インスタでもtwitterでもLINEでもfacebookグループでも、いくらいいと思っても投稿が多すぎると「通知オフ」や「表示回数を減らす」にしたくなる。
日本のユーザー、及び日本国民には、それぞれに適切な「間」があるのだ。
I never thought of that. It’s true, Japanese people are shy. but it is more like we do not worry a little bit of silence. Silence is not scary thing here. Moreover, too much of noise is stressful in Japan. This applies not only offline community but online community too. We all have the proper “silence/space” than people from other nationality.
冒頭の質問に対しては、「日本では少しの沈黙は気にならないよ、それよりも最初に発言する人がいないから、その最初の焚付けをすることが大事。少人数でも、それを大事にする。その人たちが快適に発言しやすいサイズ感でね。そのあと、無理に急いで投稿させたり発言させるのでは無くて、お互いの間に合わせて続けた方が、長続きするんだよ」と答えた。
「へえええ」とうなづいた人もいれば、「そうかなあ、僕だったらコミュニティマネージャーとして沈黙は耐えられないなあ」とコメントした人もいた。
So I answered to the question above like this.
“People in Japan do not care about small silence. Moreover, I care about the first people who start conversation even if its a small number in their comfortable size. Then little by little, I make the conversation bigger. That lasts longer.”
この「間」は、日本人の特技なのかもしれない。
私たちは、少しの沈黙くらい気にならない。逆にその「間」で、お互いの関係性や次に何をいうかなど言語化できない多くのものを感じ取っているのだ。先進国のハイコンテクストNo.1の国とはこのことだ。
だからこそ、英語の議論の場やオンラインミーティングでは弱いところがあるかもしれないけれど、日本人の皆様、今後これを活かしていけないでしょうか。
ちなみにCMXではワークショップも主催しました。この話はまた!