久々にこんなにハマったドラマ、半沢直樹!
バンコクでも友達ときゃーきゃー言いながら見ていました(笑)
頭の中にはサウンドトラックが流れています。
(今朝もシャワー浴びながら聞いてたけれど、何か??)
ストーリーや最終回の「えーーーーーー!!!」という結論はさておき、
今回は衣装について。
数回まとめて見たときに、主人公半沢は番組の中で一度もくつろいだ服装をしない、むしろ剣道着以外はスーツを脱がないことに気づきました。
半沢は帰宅してご飯を食べているシーンでも、
花(奥さん)と六甲山の夜景を見に行くシーンでも、必ずスーツのままなんです。
剣道着も含め、どれも全て「戦闘服」。
くずれた、崩した服装は一度も見せない半沢さんなのでした。
役柄ごとの特徴
そして、役柄ごとのスーツの着こなしが全然違うのも面白い。
ミッチー演じる渡真利 忍は、やや色のある派手目なスーツ。
メーカーに出向する近藤は、まわりの作業服にあう地味な色のスーツ。
渡真利は外資転職を考えていた事や、東京本社勤務であることからも、ストライプ柄や赤いネクタイなんかを身につけてもしっくりきますよね。
そして重役になるとスーツも変わって来ていて、
大和田常務はいつも胸にダブルのスーツにハンカチをいれていましたよね。
他の取締役もハンカチを胸に入れていること、気づきましたか?^^
黒崎と部下との着こなしも明確で面白い。いつも黒崎は赤いネクタイだった。
他にも頭取や浅野支店長等
それぞれの役柄にあった着こなし、手が込んでいて、いい!
半沢直樹のスーツ着こなし
【スーツ:濃紺や濃いチャコールグレーの無地スーツ】
いつも濃いグレー、または濃い紺。
全体の印象を引き締める濃い色で、よりスタイルを良く見せてるのかも?
【白シャツ、セミワイドカラー】
濃いジャケットに白シャツで金融業界というイメージという通り
半沢の白ワイシャツは定番です。
半沢スーツのブランドと工場魂
さらにネットで調べると、この半沢スーツはロンナーという大阪の工場でオーダーメイドで作られているようです。
これがまた、地味で古いウェブサイトで、見て驚きます!(笑)
高島屋などで買えるそう。
縫製工場というのは小売りのようにBtoCではないし、いつも納期に追われているので、
ウェブサイトを綺麗に作り込んでいる暇はないのだと勝手に予想しました。
というのもこのサイトをみて、わたしは社会人一年目の縫製工場研修を思い出したんです。
紳士スーツ工場に1ヶ月缶詰になり、その工程について一つ一つ分析し、
最後に工場へコンサルティング提案をするというものでした。
その工場はオーダーメイドのスーツを作っていました。
で、ものすごく地味だった。
200名くらいの工場だったのですが、みな(当たり前ですが)職人で
ヒトコトも発さず地味に毎日作り込んでいくのです。
私には到底できない細かい作業の繰り返しでした。
その工場が翌年、リーマンショックの煽りか潰れてしまったのです。
新人二年目でその話を聞いたときはとにかくショックでした。。
あそこで働いていた方々はどうされたんだろう。
あの工場は解体されず、まだあのままあるのだろうか。
だからか、半沢直樹の衣装担当の方が
外資大企業のスーツではなく、
小さい大阪の地元のスーツ工場に発注しているのがまたいいな、と思ってしまいました。
半沢直樹の実家は金沢のネジ工場。
父の作ったネジをいつも持ち歩いていましたよね。
あのネジは製造業の心、みたいなものとして表現されていたようにわたしには思えました。
番組制作スタッフがそこまで考えてあのロンナーに発注していたとしたら
面白いなと思ってしまう・・・
はい、結局ただのファンでした。
続編、期待♫♫