6月末、娘が一歳になりました。
親バカ歴も1年。
2019年の流産、2020年の死産を経て2021年夏に生まれた娘は、誕生の時から奇跡を見せてくれました。
娘がくれたこの1年間の喜びは、今までの私の人生をひっくり返すほどでした。
なんでこんなハッピーなのか?を分析してみることにしました。あなたはいくつ当てはまりますか?
幸せの種類がオキシトシンで、じんわり温かい気持ちが継続している
お仕事の達成感や成功という、ドーパミン的幸福もたくさん得てきたけれどオキシトシン的愛情深さをこの上なく感じられて楽しくてしょうがない感じ。
「オキシトシン的愛情」とは、友愛、慈愛といった愛情で、リラックス、安心感、信頼感をもたらしてくれるもの。一緒にいるだけで十分という満足感、満たされる愛です。
「ドーパミン的幸福」とは、ドキドキワクワク、達成感の高揚感が伴う幸福です。
ドーパミン的幸福の持続時間が一時的なのに対して、このオキシトシン的幸福は、長く続くのが特徴。
よくいう寝てる姿も可愛いし、食べてる姿も保育園で最初の頃泣いてしまう姿も夜中に起きて授乳の時も辛いけれど可愛い。
周りにサポートシステムがあり、お互いに労わり褒めることができる
一緒に育児してくれてる夫を初め私の家族、そしてなんでも助け合える友達が多いおかげだと思います。
とにかく、めっちゃ笑える
「可愛い」がメインの気持ちなのかな、となんとなく思っていたけれど、普通に面白いです。FUNNYの意味の面白い!
今も、そこでそんなことする!?という驚きと笑いが毎日いっぱいです。
↓新生児の時、授乳後にhいつも居酒屋で酔っ払ってるみたいになってる娘を「お客さーん!」と母と夫と呼んでいました。
最近娘はなんでも耳元に持ってって、うん、うん、あーあー!と電話の真似をして笑わせてくれます
新発見の瞬間が多い
こちらはInterestingの面白い。新生児の時から、予想外の動きをする子供。可愛いだけじゃなくて、発見がおもしろい。
産む前は新生児の定義も知らなかったし、赤ちゃんが5−6ヶ月になったら食べることも、1歳前後になったら歩くことも知らなかった。
子供一人ひとりの反応も、いちいち「こんな反応するの!」と新発見。
全てがWhole new world ! 今まで見えてなかったサービス、イベント、業界、季節などが見える
産前住んでいた恵比寿に行った時も全然違う風景に見えたり、子供関連のイベントがあったり。
助産師さんや保育士さん、子育て関係の施設の人々という、今までは会わなかった種類の人たちと出会える。
単なる一つの季節行事も、子供には季節を感じてほしいなと頑張ったりして、それはそれは楽しい・
↓お宮参りの後、娘の着物で遊ぶ
↓例えばレストランやホテルで、こんなサービスあったんだ!ということも多い。
予定通り、予想通りにはいかない面白さ
計画は必要だけど、予定通りに行かないから面白い。
今までは自分で計画をして、基本はその通り頑張れば結果が出てきた世界だったけれど、子育てはそうはいかない。
相手は自分ではない一人のの人間で、コントロールできることとできないことがあるから。でもそれも人生の新しいフェーズで、面白い!
子育て友達が増える
気づけば、1年間で渋谷区ママ関連だけで、4グループ作っていました。仕事じゃなくてもコミュニティすぐ作っちゃう人なので、これはもうそういう性格なので仕方ない。
渋谷区だけじゃなくて、たとえば友達の友達でパパママを集めてパーティしたり、それが昔仕事でご一緒した方とまたつながったりという
とにかく素晴らしい出会いがたっくさんありました。
家族や、先に子供を産んでいる友達の気持ちが理解でき、再度仲良くなる
昔から子供好きで、高校の時からずーっと週1以上教育ボランティアをしたり、教育学部にも行ってるくらいですが、産んだら自分の時間がなくなる、キャリアとか、達成したいことは止まると思っていました。
20代後半で最初転職の機会があったときに、母に「まず結婚して子供産めば」というようなことを言われて、私は「いや、先にやりたいことをやるのが先」と答えていました。実際、あのときに産んでいたらトラベルブロガーやコミュニティマネージャーとして世界中に出張に行ったりカンファレンスに招かれたりすることもなかったし、今の夫とも出会ってなかった。だから何もそれに後悔はないのですが。
でも今、とにかく可愛くて幸せで、「ああだからみんな結婚して子供産むのか」というのか、とやっと理解しました。
そういう「結婚、出産」を推す人はみんな、社会の世間体だからというより、自分が幸せで、相手にも幸せになってほしいからそういうのかな。と今になって思います。
親への感謝が改めて生まれ、親との結束が強くなる
前の項目とつながりますが、子育てをしていると夫と「自分の時はどうだった」という話になります。
夫と私、国は違えど3兄弟の最初の子供で、とても大切に育てられた、子供の時の楽しい記憶があることが共通しています。
そういうふうに楽しい記憶を残してくれて、自分の娘にもそうしようと思えるから、本当に嬉しい。
ただ、「愛は受け取ったからそれを人に上げられるのではなく、自分で生み出せることもできる。」とも信じているので、
親から受け取った愛の形が全てだと盲目的に信じるのではなく、自分から生み出していきたいなあと思う限りです。
こんなふうに私を1年間思わせてくれた娘と夫と家族、そして私たち家族に関わる方々・・・みんなに感謝申し上げます。
お誕生日おめでとう、りーちゃん。ほんとに生まれてきてくれて、ありがとう!
1年前
今、ちょうど1歳前後の写真
大体どこに行っても人見知りは10分くらいで、元気で物怖じせずフレンドリー。I(今はアメリカ3日目ですが、義父母にもすぐ慣れて言葉を理解してで、びっくり。)
これからも仲良し親子でいたいなあ!
後日追記 知らない人との交流が増える
町ゆく人からめっちゃ話しかけられるのも、子育てが楽しい一つの理由だと思います。
こんなにも!というくらい、一日3−4回は「かわいいね」「何ヶ月?」と知らない人に声をかけてもらえます。
「ママ、パパ、頑張ってるね」なんて言われることも。ほろり。
普通に大人が歩いてるとそんなことないから、いちいち嬉しいし、毎回感激します。(だから私も他の赤ちゃんや赤ちゃん連れの人をたくさん褒めてます!)
話しかけてもらったカメラマンさんと仲良くなって、何度も撮影してもらうこともありました。
道端で友達を作ったことも、何度もありました。
アメリカだと道端で話しかけるというのもあるけれど、日本だと「子供がいるからこそ」なのかな、と思います。