Twin peaksツインピークス。
思わず伸びをしたくなるこの見晴らしこいい高台は、ゲイタウンで有名なカストロ地域からそんなに遠くない。
車で住宅地の間をぐんぐん上がっていくと共に、期待もぐんぐん高まる。振り向くと、「振り向かないで。もう着くから」。
実はここには、9年前に初めてサンフランシスコを訪れた時、連れてきてもらったことがあることに車で気づいた。ただ残念なことに、その時は霧がすごすぎて3メートル先も見えなかった。
今回は晴れた土曜の昼間という最高のシチュエーション。
Dandelion Chocolateで、このあとツインピークスはどう?と言われた時は、思わずハグしてしまったくらい嬉しかった。
わたしは高いところ、景色がいいところが好きだ。
多分、小さい時に高層マンションに住んでたから。高さを怖がるという感覚があんまりない。(もちろん、足元が透明となると怖いけどね!)
旅をしている途中はもちろん、六本木ヒルズの上、東京タワーや新宿の都庁ビルなどに訪れる機会は、人より頻度が高いと思う。
周りに壁がなく見渡せる世界は、何より気持ちいい。
海や山が見えたり、家が見えたり、道が見えたり。方向音痴なわたしとしては、この場所とあの場所って近かったんだ!と発見があったりする。
そして、その一つ一つの家の中にある人や、その人生に勝手に想いを馳せる。
もちろん、その街やシティ全員を知ることなんて出来ない。でも、そこに住む友達やそこで出会った人との会話や笑顔を思い出したりする。
なんとなく自分の中でのその街の思い出や印象が無意識に頭の中を巡る。
ちなみに昔、地震の前に六本木ヒルズの夜景を一緒に見ていた東◯電力の男のコが夜景をみて”この灯、全部俺らがつけてるんだぜ” といってた。
うーん、確かにそうだったのかも。でもそういう風に考える人もいるんだなと少し驚いた。同じ景色を見ても考えることは様々。
ツインピークスには、世界中の観光客がたくさん。
中国人ばかりを乗せたバス、ラティーナを乗せたバス。渋滞こそしていなかったものの、歩いていると色んな言語が聞こえる。
でもどの言葉を話していてもみんな気持ちよい笑顔を見せてることには変わりない。
ある人は幼馴染と、ある人は恋人と、ある人は熟年夫婦で、ある人は親子で。
誰もがカメラや携帯電話を手にし、その一瞬をおさめようとしていた。
わたしもその一人。撮ってくれたこの写真は、ほんとに伸びをしてるところ。
一つおすすめするとしたら、ハイヒールでは行かないこと。小さな丘があるから、ぜひそこを登ってみてほしい。
皆さんは、高いところ、景色のいいところからどんなことを考えますか?
(これは帰りの飛行機から。綺麗な蒼色に感動!)