Barcelonaは不思議な、魅力的な都市です。
2年前、ロンドンへの出張に前入りしてスペイン、バルセロナへ初めていきました。グエル公園、サグラダファミリア、カサバトリョに感動しました。
そのときに感じた「きっとここに戻ってくる」という直感は、この4月の欧州4カ国横断鉄道旅の中で現実に!
蛇足ですが、わたしはもう一度来るかもしれない場所はなんとなくわかります。「あーこの感じ好き。またくる気がする」という気持ちが、本当に私を引き寄せました。
今回は、バルセロナに済むお二人の日本人の知り合いに会っていろいろはなしました。
スペインに住んで20年近くになる納田さんには、Pinchos(串刺しにした前菜のようなもの)に連れていっていただきました。おいしかったー!
いろんな味がある。Pichosだけのお店って日本にまだないよね。1つ1ユーロで、すっごく美味しい!
わたしたちがいったのはPinchos J ですが、この通りにはpinchosがいっぱい!ぜひみてみてね。
今回お話した納田さんは転勤でスペインに来て以来、スペインにある日系の会社で働き、そして今はご自分でスポーツ選手の番組のコーディネートなどをされています。今までのお仕事のお話をお伺いしていて、印象深かったことをいくつか。
- スペインにある日本の会社で働いたときに、日本人とスペイン人が全く違うテーブルでランチを食べていて、「これはまずい」と感じた。そこでコミュニケーションを撮っていない会社は、うまく地元に馴染めていないことが多い。
- 日本人はスペイン人以上に食が大切。仕事で日本人撮影グループのアテンドをするときには、事前に食事のバックアッププランまで調べて完璧にする。食で成功すると、旅と撮影自体も成功する可能性が高くなると言われる。
- バルセロナを中心としたカタルーニャ人は、しっかりしていて、でも少し冷たくてケチ。観光客が多いので、少し京都みたいなかんじ。スペイン語では話してくれなくて、カタルーニャ語で話すし、それを話さないとほんとの仲間とは認めてもらえない。逆に訛りがあってもだめ。
- 日本は食べ物には最高だけれど、働くにはあまり幸せな国とは思えないあ・・・
納田さんは「僕は日本では変わった人だから」と繰り返していましたが、多分わたしも充分変わった人。平均がいいとされる日本で、変わった人じゃなかったらつまらないよ、とわたしは思っています。
そのあとは、Nacionalに行き、ナナミちゃんと会う。
彼女とは2年前にここバルセロナで出会った。今回もわたしのfb投稿を見て連絡をくれた。
久しぶりに会った彼女は、2年前に会ったときよりさらにスペイン人らしく、大人っぽくなっていた。メイクも、動きも、もう日本人のそれではない。ヨーロッパに住む女性独特の自信が備わっているようにみえた。
「ここでの就活は、今までの何よりもきつかったです。死ぬかと思いました」。開口一番彼女はそういった。ヨーロッパで働くVISAを取得したり、VISAをスポンサーしてくれる就職先をみつけるのは至難の業。
それでも彼女はスペイン語学校に就職先が決め、今は論文を書いているところだという。日本人ながらにして、スペインに来る外国人にスペイン語を教えるというから、かなり上手なんだろうなあ。
「VISA出してくれる代わりに、お給料は少ないですけどね・・」
いやナナミちゃん、バルセロナに住んで働けるということ自体がすごいことだよ。最初の仕事だから、どうにでもなるよ!と老婆心ながらに思ってしまうわたしでした。
二人と別れた後、ただただ街を歩き回ってみました。
バルセロナは1992年にオリンピックが会って以来、世界的に有名で人気の観光地になったそうです。
バルセロナはご飯がおいしくて安い、海に近い、気候が安定、安全、アートが溢れている。この日会った二人のように、生活し始めたら大変なことはたくさんだと思うけれど、いつか暮らしてみたい都市のひとつです。