4月の欧州4カ国横断鉄道旅の途中です。
ファロ(FARO)はポルトガル首都リスボンから3時間南下した場所。
リスボンであのタクシーの運転手さんに送ってもらって、電車に乗る。
電車でよく寝ていると、あっという間にファロに到着した
こんなにのんびりしたところある?てくらいのんびりしてる。
ここまでの2週間スイスとポルトガルでさんざんいいところに泊まってきたので、お滞在時間一泊のファロではお金を節約したいところだったので、駅近くのゲストハウスをBOOKING.COMで予約。
きちんとダブルベッドで、WIFIもきちんと繋がって、よかった。
1時間ほどネットでこのあとの予約やソーシャル返答などをしたあと、FAROの街歩きをすることにした。
街っていっていいのかしら。うーん、東京で言うと郊外の各停駅くらいな感じかな。
ほんっとにのんびりした港町。夏には人が溢れるというけれど、こんなまったりしてて大丈夫なのかな・・?と言いたくなる感じです。
最南端ということで、イスラムの影響も大きい街。
旧市街はほんとに絵本のなかに迷いこんだような気持ちになる。
この街で海辺ラン、川辺ランは最高に気持ちよいと思う。ランシューズ持ってきてたので、私も走りたかった
猫になるなら、こういう街に住みたいな。
沢山歩いていたら、だんだん暗くなってきた。気付けばもう8時を回っている。
ディナーのお店を適当に選んでみてみることにした。
この夜わたしはこの2週間で初めて一人の夜でした。
ヨーロッパ一人きりの時間は、寂しいようなウキウキするような。
一人でディナーなんて、と思ったけれど、美味しいポートワインをいただいてすっかり一人で酔ってしまった。一杯だけだったのに。
一人きりの食事。
隣に座っているアメリカ人のちょっといけてない男の子達たちが、「あの子はどうなった」「あいつは美人だけれど意地悪だ」「元カノは・・・」などと話しているのを聞いて、なんか人間どこにいっても同じだなと思った。
一人きりになって、あらためて「自由」に気づく。
わたしが何時に起きようが、何時にご飯を食べようが、何時に寝ようが、どこへ行こうが、何を食べようが、誰にも迷惑をかけることがない。嬉しくも悲しくも、誰にも干渉されずに済むのだ。
たぶん、後々結婚して子供を産みたいわたしとしては、この一人時間はとても貴重だ。私と同世代のひとたちはもう子育てをしていて、きっと海外で3週間とか、自由に夕飯を好きなとこ歩き回って探すとか、なかなかできないだろう。きっとそのフェーズになれば、その楽しさを知るんだろうな。
まあ将来は気にせず、わたしは今、この瞬間を楽しもう。
気ままで、ゆったりで、自由。
そんな言葉にぴったりなファロに、今行けてよかった。
わたしにとっては、旅先の景色やご飯、出会いと同じくらい「現地でなにを感じたか」「何を話したか」というのはすごく大事。
結構忘れがちなことではあるけれども、それこそがPCの中で見るだけではなくて実際に行ってみた価値だと思うからです。
ちょっぴり恥ずかしくはありますが、今度も書いていこう。