2012/05/26 代々木体育館で行われたGirls Award2012 にいってきました。
Girls Awardとは、”日本最大級のファッション&音楽イベント”(ウェブサイト引用)
東京ガールズコレクション、神戸コレクションなどと並んだファッションショー型のイベントです。
今回はモデル人も豪華だったなー、出演は芸能人も多かったし、協賛企業も26社。
そしてとにかく、カワイイ、脚長い、ほっそーという羨望のため息をたくさんさせていただきました。
対象世代は20代初旬から半ばまでと、妹世代向けのイベントだったけれど、楽しかったー♫♫
気づいた事をメモしていきます。
気づいた事をメモしていきます。
1.やっぱり生!
ビールではありません。
いくら動画でみれても、映像技術が発達しても、”ライブ観”というのは崩れないっ。
いくら動画でみれても、映像技術が発達しても、”ライブ観”というのは崩れないっ。
ある人が出しているその空気、というよりはその人と呼応する観客の盛り上がりが会場を作る。
私はあまりテレビをみないのですが、今回出演していた芸能人やモデルの人気度は女の子達の「きゃー」「カワイー!」の叫び声の音量で把握できた。
おそらく、FB上での”いいね”数が、ここだと本当に実感できるの。
超有名モデルが登場しても、全く歓声が聞こえなかったり、
超有名モデルが登場しても、全く歓声が聞こえなかったり、
知らない人だったけれど出た瞬間会場が本当に涌く人もいたり…!
その場から感じるあのパワーはすごい。
その場から感じるあのパワーはすごい。
総勢100名弱の中で特に会場が涌いたモデルさんやアーティストは、くみっきー、トリンドル玲奈、E-girls, 菜々緒、夏川純、芹那、藤井リナ、優木まおみ、篠田真理子かな??
あと、はるな愛。面白かった(笑)。
やっぱりモデル業だけでなくテレビでも活躍している人の名前が画面に映った瞬間の盛り上がりったらない。ただし、テレビに出ていても雑誌に出ていても「旬」じゃないと歓声や拍手は全く生まれない。面白いし怖くもある、生!
この歓声こそが、この服はカワイイという印象づける→共感になる。
女の子は論理よりも”共感”で生きてるんだもの。
一緒に可愛いと思うものが、やっぱり素敵なもの。
欧米のファッションショーと言えば、独創的で先進的なファッションを発表する場。相手を驚かせ、ある意味「オラオラ、うちの服すごいだろ」と威嚇する場。求めるのは尊敬の意。「うーむ、ファビュラス!」と唸らせるためにある。
そこには、モデルが出てきたからきゃー!!というのは、ない。
そこには、モデルが出てきたからきゃー!!というのは、ない。
それに対して、日本のガールズアワードや東京ガールズコレクションは大衆的な「カワイイ」の共感を求めている。
だから、生の歓声はこの日本らしい取り組みなのではないかと思う。
結果として求めるのは、「あのモデルが着てる、カワイイ」「今すぐに着てみたい!」
そこが決定的に違う。
「独創的!」なんて感想はあまり求めてない。「やっぱ○○というブランドはちょっと違うね」くらいかな。
ただし純粋なファッションショーとしてはもちろん物足りない。
広告が多くてオーディションがあってと、TVを見ないネット世代にとってはCM的待ち時間が多すぎる気もした。
ただ、こうやって日常着に近い「リアルクローズ」をランウェイにあげた事自体が革命だと思うし、オンとオフで服を分けない日本文化を反映しているのがおもしろい。
日本の女の子にとって、ファッションはエンターテイメント。
2. 会場全体を揺らす方法
会場を盛り上がらせる方法は知名度だけじゃない。観客の体を動かす事だってできるのが生の魅力!
ショーの合間にはライブパフォーマンスがあるのだけれど、ビジュラルバンドjealkbには、笑った。めっちゃおもろかった!
出てきた瞬間は正直あまり歓声も拍手もなく、盛り上がってなかった。でも振付師が紹介され、「グレイ!といえばひじをあげて後ろから前にふって下さい。エグザイル!というかけ声で、手を横にふって下さい!それぞれのファンがよくやる振りだから」と説明するだけでもう会場みんな大受け。実はボーカルがロンドンブーツの田村敦なのだけれど、曲自体は全く知らない観客に体を動かせて笑わせて盛り上げてる。わたしも友達と踊り狂った(笑)。
はっ!!としてステージから目を外すと、アリーナから2階まで一体になって揺れていた。まるで全員ファンに見える。こうやって心をつかんでいくのは、さすが。
はっ!!としてステージから目を外すと、アリーナから2階まで一体になって揺れていた。まるで全員ファンに見える。こうやって心をつかんでいくのは、さすが。
正反対の例もあった。有名人ではあるけれども、歌も口ぱくで会場がシーンとしていた。観客が微動だにせず、後ろの席からは「可愛いけど本気でやってる感じしないね…自己満ステージ」とぼそっと聞こえた。
生の観客の感情ほどリアルな口コミはない!
ちなみに、ライブパフォーマンスではこういったことがあったけれど、アパレルブランドでは観客の体を動かしたところはなかった。
アパレルブランドの中でもお客様との掛け合いがあったら面白いなー。
3. モデルのダイバーシティ
今回出演したモデルの約1/3はハーフモデル。
うっとりするほど綺麗,,,脚長い!顔小さい!9等身。
ただ、別に白人とのハーフに限らないのに、いつの間にか白人との混合血だけを指している気がする。
こんな話を思い出した。
旅行で外国にいくとき、わたしはいつも日本の女性誌をお土産に持っていく。
ハワイに行ったとき、表紙に乗っている雑誌をみた友人が、「可愛いモデルだねー!でも、日本人がみんなこうなりたいと思ってると、日本顔の良さを忘れてしまう気がする」。
その友人は白人。彼のガールフレンドは中華系ハワイ人。
正直、大正顔といわれる私としては、安室ちゃんみたいなハーフ顔にも憧れる。
でも、モデルにもっとダイバーシティがあっても嬉しいなー
例えば黒人のハーフは一人もいなかった。インド系もいなかった。
絶対数が少ないから仕方ないか,,,,
でも、大正顔はいなかった。いないか。
でも、大正顔はいなかった。いないか。
最近VOGUEが痩せすぎるモデルは使用しないことを全世界的に発表したけれど、どの国にいてもモデル達は基本的に現代の女の子の憧れで、その外見は私たちに大きく影響を与えると思っています。
ちなみに、海外の雑誌では読者モデルというのが見た事はない。どれだけ日本の雑誌モデルは「手に届きそうな」感が大事かがわかります。
もっと日本のモデルのダイバーシティが広がれば、自己肯定感があがる女の子が増え、より親近感を感じられるようになるのでは????
例えば障害を持った女の子が出ても、はるな愛みたいなオカマちゃんが増えてもいい。
欧米ラグジュアリーの高貴なショーではなくて、リアルクローズを身につけあくまでアパレルが消費者側に近づくイベントだからこそ、そういう発信も出来るのではないかなと思いました。
もちろん、カワイくないとだめだけど、ね!
以上、簡単にですが気づいたことをレポートしました。
ご招待いただき、ありがとうございました。