コミュニティコンサルタント・LunchTrip代表のAmiです。
こちら、前回書いたCommunity Roundtableではなした内容の一部なのですが、そういえばまだブログ書いていなかった!
2018年10月に行ったCMXについて書きます。
CMXとは、コミュニティマーケティングの祭典。
光栄なことに、ご招待いただき行ってきました。
メールが来た時は嘘かと思った。
毎年違う場所で開催しているようで、今年は10月2−3日にオレゴン州ポートランドで行われたました。
(オレゴンといえば私が留学していた場所!留学時代の親友とその旦那さん、ベイビーにも会える!!ピンタレスト時代の親友も最近家を買ったばかり!ということで、私にとって、一石三丁くらいの場所でした。)
一つ一つのセッションについては、CMX のページで公開されている資料を見ていただければいいと思うのですが(特におすすめはDavid Spinksの Community Trend)。
完璧に私の個人的な感想を書くことにします。
1)コミュニティマネージャー業界って、世界中でキャリアが若い!!
・長くても10年のキャリア
もちろん参加は一人でしたが、こういうセッションに来たら、一日10人くらい話すもの。
私は多くの人みたいに会社からお金を出して来てもらってる身でもないし、強いていえば自分のコミュニティのため、いや日本のコミュニティのためにきてる気概を持って参加しました。
だから相当なコミュニティマネージャーと会って話したけれど、この職について10年以上の人ってまだいないんですよ。
みんな、駆け出しなんです。
だからこうやってナレッジシェアしてるんです。
なんか元気が出ない??
そして次のポイントに続きますが、内容も日本で行われてるセミナー内容とそこまで大きく差がないです。
・悩みは、世界中で一緒!
セッション名を見ればわかりますが、これって日本のコミュニティマネージャーも持ってる悩みじゃないですか?
・Burn out 疲れ
・Self care セルフケア
・Leadership リーダーシップ
・Creativity創造性
・Career Path キャリアパス
・数値化の仕方
そして、別にコミュニティマネージャーに特化してないんですよね。
・業界はまだ充分に確立・細分化されていない
コミュニティマネージャーで独立してる人ってまだほとんどいなかった状態。
登壇した人で何人かいたけれど、ものすごく世界的に有名という人は数名だったように思いました。
同時に、他の職種(例えばデザイナーとか、マーケティングとか、弁護士とか)では細かく細分化された上でこういうカンファレンスが行われると思うのですが、日本では
2)日本みたいに一番おとなしい国でのコミュニティ作りは、世界中での参考になるかもしれない
たくさんの人と話す中で聞かれたのは、「日本人っておとなしいのにどうやってコミュニティを盛り上げるの?」ということでした。
これについては詳しくこちらに書きましたが、
日本人って世界一ハイコンテクスト(文脈を読む)中で適当にどんどん声を上げるというようなコミュニティは作りづらいですよね。
ということは、逆にここでの盛り上げ方というのは世界中での参考になるのではないか、と思いました。
3)WORKSHOP TABLEを主宰して、自信が付いた!
今回の私の中のメインの一つは、「自分はアメリカでも通用するのかチャレンジしたい」でした。
日本に持って帰るためには、それくらいの気概でもやらないとなと。
でもいきなりスピーチは間に合わなかったので、ワークショップの主宰ホストをしました。
テーマは、「あなたのコミュニティメンバーの文化的背景が多様な場合、どうハンドルするか」でした。
参加者は、私がよく事例に出しているような大企業(microsoft, SamSungなどのコミュニティマネージャー)や、テキサスの教育委員会の人だったり10名弱でした。
実はこれ、私が大学時代にやっていた「異文化教育」や今ランチトリップでずっと取り組んでいる異文化理解と掛け合わせたものでした。
私自身も、外資で働きながら日本のコミュニティをやったり、いまはAPACをみていたりするので、語ることが多かったし、
参加者もすごく経験を持っていて会話が面白かったです。
終了後、なんと「君、本とかだしていないの?」といわれました。
「日本では電子書籍がもうすぐ出るところだよ」と言ったら、
「アメリカでも出しなよ!!」といってもらえました。
嬉しい!!
もちろん完璧じゃないし、アメリカ人は大げさ褒め上手というのを差し引いたとしても、自信がつきました。
振り返って
というわけで、ご招待いただいた2日間、私としてはただ内容を学んだだけではなくて、大きく概要がつかめたこと、そして自分のワークショップも主宰して評価されたことでかなり満足できました。
ミートアップやカンファレンスって受身だとあっという間に終わるけれど、自分から何かを掴みに行こうとするとそれ以上のものが掴めると思います。