こんにちは、コミュニティマーケティングコンサルタント・NPOLunchTrip共同代表理事の松澤亜美です。
先週土曜の夕方から木曜朝まで5日間ドイツベルリンに滞在しました。
とはいえ平日はCommunity Leadershiop CirclesのGlobal meetup(カンファレンス)開催で14時間働きづめだったのですが、ドイツ人やドイツにすむ友人に聞いたり、ガイドしてもらったり、街全体を回って気づいたこと、学んだことを書き留めておきます。
まず、行く前に言われていたのは「他のドイツの都市と全然違うよ」ということ。
いってみてわかりました。
街を歩くと歴史をひしひしと感じる
・この街はほぼ、戦争で焼け果てた。だから、半分以上のビルが新しい。
・第二次世界大戦の足跡だらけ。ここはナチスの本某だったとか、市民が連れていかれたとか。
・ベルリンの壁はすごく長かった。あのアートギャラリーだけが壁だとなんとなく思っていたが、違った
・偶然にも、先月行った広島との共通点は、戦後ほぼほとんどのものがなくなり、作り直していることだった
・一度全部なくなったから、現代アートや新しい建物に対してオープン
・でも新しすぎるエリア(ポツダム宣言を受けたポツダム通りなど)は新しい普通の建物でつまらない
・いろんなところに壁のモニュメントがある
・ホロコースト(大虐殺)のモニュメントも多く、忘れないようにしていることがわかる
・「自分たちの罪を認めて、人間に戻るには、それに向き合うことだ」というドイツ人の姿勢を尊敬した
・90年代美術館があるなど、壁崩壊からの変化もキャプチャーしている
性へのオープンさとクラブカルチャー
・去年ananに書いたオープンリレーションシップのようなことは、本当に普通だそう。誰でもオープンリレーションシップ(彼女彼氏の他に誰か他の人とエッチする)をするとのこと
・Sex StoreがBookStoreの横にあるらしい!これを見つけたくてみんなに聞き回ったけれど住宅地だそう。残念
・ゲイカルチャーが発達
・テクノMUSICが発達
・自由、オープンでいることがほこり
・裸のクラブなども多い
・男女がとても平等で、「女だから男だから」「女子力男子力」という言葉がない。ドイツからメルケル首相が生まれるのもわかる、と感じました。
・夜の街だからなのか?若いからか?朝が遅い。朝8時でも誰もいない!「朝9時半集合」でも失礼だと思うらしい
天候
・暗い!朝8時半までくらい、夜4時にはもう日の入り→慣れない!仕事眠くなってしまう
・週末は雪が降ってとても寒かった(−1度)けれど、建物の中は暖かい。だから、平日仕事してたらそんなに問題じゃない!
・北海道のような、二重ドアが基本。
ファッション
・事前に聞いていたように、ハイヒール、スカートの人は皆無。
・デニム・ブーツorスニーカー、帽子、ロングダウンが鉄板。
・全体的に、そんなにおしゃれな人を見なかった
市内の交通の便はGOOD!
・公共バス、電車が発達していて、だいたいどこにでもいけるし、綺麗で安全
・タクシーも高くない
・欧州でよくある、チケットを買って何時に使い出したか自分で押して、その間に使えるよ、というシステム。改札のようなものはなし。もし古いものを使っていたら罰金が取られる
ニュービジネスに積極的
土地が安かったからこそ、アーティストやスタートアップといった新たなビジネスを受け入れる素地があった。
1980年代に盛り上がる予定だったけれど、実際には最近2000年代になって盛り上がったそうです。
(ベルリンの食べ物、サービスカルチャー、クリスマスマーケットについては別の投稿で書きます。)
たまたま先月広島に行ったので、広島も戦後ゼロからのスタートだったこととかぶせて考えていました。
Berlin wall art。2−3kmこう行ったアートが続いている。
ホロコーストの
日本に関する壁アートもあった。人気写真スポットになっていました。
ホロコーストを忘れないために建てられたモニュメント。とても面白いアートでした。
町中に大きなクリスマスツリーが。
地下鉄はかなり天井が低い。