世界中の同年代の女性の、がんばっている姿をレポートしたいなと思っていまして。
前回はサンフランシスコで、学生時代シリコンバレーのIT会社に抗議デモをしていたけれど今は社員としてもがくEvelynの話を書きました。
今回の4カ国旅でも、ぜひそれを行いたいなと思っていて、ポルトガルでは、元々知り合いであったAnaにあうことに。
現在は仕事はフリーでプロジェクトマネジメントをしているが、以前は貿易会社でワインのやりとりをしていた。
その頃彼女から、「ブロガーとしてポートワインを広げてくれないか」という連絡がきて、Linkedinでやりとりしていたのが3年前。
結局実現はしなかったものの、今回久々に連絡したらすぐ返信がきて、ポルト到着日にランチすることになった。
最初はSGSというスイスの大きな貿易会社から、ポルトガルの貿易会社へ転職。30歳でディレクターになるほどの昇進っぷりだったらしい。すごい!
でも、上司とうまく行かなかった。
そこで、得意のファッションとワインを生かして独立することに。
家族をはじめ、多くの人に反対されたという。
というのも、ポルトガルは不況。そもそも仕事がないひとが多いなか、安定的なお給料が出る大企業でいいポジションについてたのになんで辞めるんだとみんな
それでも2年たち、いまは自由に働けるようになってきた、と彼女はさわやかに笑っていた。
あーこのひとは仕事が出来るんだろうなと思わせるオーラがすごくあった。返信も何でも早かったしね!
(写真:ポルトガルはとにかくイワシ!オリーブ漬けからスパイシーなものまで、美味しい♡)
彼女に聞いて面白かったのは、
ポルトガルは、コンサバに見えて進んでたり、
ポルトガル全土で、ゲイカップルは結婚できる。
一方、女性の立場はあまり強くない。
ラテンカルチャーって結構マッチョ文化というか、強い男がいいとされるけど、まさかそんな弊害があるとはちょっとびっくりした。
ヨーロッパ全体で結婚の制度は重視されなくなっていて、ポルトガルも同じ。結婚はマストじゃなくなってる。それでも、子供ができるタイミングで制度のために結婚する人が多い。
国土全体だと27歳くらいが平均結婚年齢だけど、
カトリックの国なのに、思ったより遅いし、自由だなあというのにびっくり。
彼女自身、彼氏はいるけど、個人的には子供は欲しくないと考えているみたい。そうすると結婚も必要ないという考え。
(写真:オリーブオイルにジャムにコーヒー。ポルトの食材は安くてパッケージ可愛くて楽しい!この後の長い旅路を考えて買えず。。涙)
人生なんでもうまくいっているように見えるAnaだけれど、「もし、何も縛りがなかったら何したい?」という質問には、「難しいねえ〜!」と笑っていた。
「大学卒業前から、いつも1つ終わってまた1つというように。プロジェクトに向かって動いてきたからなあ。
そうね、、悩むけど、財団を作りたいかな。
ビジネスマンである彼女からは少し意外な気もした。
そして、いつも陽気に見えるポルトガル人も、自信ないんだなあ。子供達の、自信があるなしの状態について、もっと聞けば良かった。
すごく素敵な答えを聞いて、わたしたちは別れを惜しみ、日本にくるときは連絡して、と伝えたのでした^^
Anaの連れて行ってくれたポルトお勧めレストランはこちら!
Nabos da pucara
所在地: Rua da Picaria 40, Porto, ポルトガル
電話: +351 22 322 2222
時間: 11時00分~23時30分