あけましておめでとうございます。
2016年は、外国人の友だちがたくさん日本に遊びに来てくれた。
5月には米国留学時代の友人一行が来て富士桜祭りに連れて行ったお話を以前書きましたが、
11月にも、アメリカ人の友人一行、イギリス人夫婦、12月もアメリカ人の友だちがきていたりして、休日は結構アテンドしてたよ。
もちろん、毎回人によって旅行の趣向は違います。だからこそ、具体的な事例から見えてくることがあるかも。
イギリス人夫婦はいわゆる「イマドキ」なカップルなので、こんなインバウンド旅行もあるよ、とご紹介したいです。
Pinterest UKで働くZoeはおしゃれな文化系女子。旦那さんと一緒に来日するのはもう3回目です。
メジャーな場所は行きつくしてある。そんな彼女たちの今回の楽しみは、京都の秋の紅葉!そして、おしゃれなカフェや、ヴィーガン(VEGAN)な食事を見つけること!
*ヴィーガンとは:純粋菜食者 。ベジタリアンよりも厳しく、 乳製品、蜂蜜等も含む動物性の食品を一切摂らず、革製品等食用以外の動物の利用も避ける人のこと。
そんな彼女たち夫婦を一日アテンドするのに、何をしようかと考えて、「浅草で着物散策」に。
去年に引き続き御世話になったのは、浅草愛和服。ヘアセットも着付けも専門のすごく上手な方々が全部してくれて、4000円程度。とってもお勧め!(去年の記事はこちら)
おしゃれなZoeは着物を選ぶ時点から大興奮。ここだけで1時間くらい使える楽しさなんだよね。
そこから、歩いて5分の浅草寺へ。
Evening wandering Tokyo in kimono (possibly the most fun thing I have ever worn in my life!) ✌️️🙌
A photo posted by Zoë Pearson ✨ (@convo_pieces) on
instagramのアプリ Boomelang映えする、繰り返し動作がブーム。
食事はZoeが見つけてきた ヴィーガン用の食事があるカフェ[ Little Saebejae] にいきました。お肉の代わりにカブがたくさんが入ったシチュー、意外と(?)美味しくてびっくり。
ここで、Zoeといろいろ話しました。
日本にはあまりベジタリアンもいないし、ヴィーガンなんて更に少ないなか、どうやってお店を探してるの?と。
というのも、私は過去に通訳案内士として東京を一日案内した日、お客様にベジタリアンの人がいるのにツアーに焼肉が組み込まれていて、とても困ったことがありました。(その方は宗教的理由で食べられなかったため、結局別の部屋で網を変えてもらい、そこで野菜を焼いて食べていただいた)
でも、Zoeは「全く大変じゃないよ。instagamがあるから。」と笑顔でいいます。
日本に旅したヴィーガンをフォロ―したり、#veganinjapan とか #veganintokyo と検索したりすると、かなりたくさん出てくるんだそう。
確かに私も旅先でinstagramを使うけれど、それはあくまで補助的な検索方法だった。でも、もう補助的ではなくてメインになってるんだね。
ちなみに、特にヴィーガン料理ではない懐石料理やラーメンも食べに行ったみたい。
英語ができる人がいる場合は自分たちがヴィーガンであることを伝え、いない場合は、日本語が読めない彼らはメニューをGoogle 翻訳 アプリでカメラ撮影して、リアルタイム翻訳で英語に訳し、食材を確認してからメニュー注文をしているんだそう。
Zoeによれば、ヴィーガンを始めた国でもあるイギリスでは、スーパーマーケットから買うこと自体がクールではないらしい。「スーパーマーケットで売られる食料は流通に何日もかかっていて体に悪いから、直接農家とやりとりするのがクールなのよ」、そういってました。原点回帰だね。
イギリスはヴィーガンという言葉や主張を生み出した国でもあるし、実際に日本でもそのような流れになるのかな?
一通りおしゃべりした後はまた散歩して、
今度は珈琲と、二人の大好きな MOCHI (お餅)を求めてさらにもう一軒。
和風な雰囲気のある「浅草珈琲 茜茶寮」へ連れて行きました。おしるこラテ、おいしかったぁ!
他にも、ムーミンカフェや、BOOK AND BED TOKYOなど、ガイドブックにはあまり載ってなさそうなスポットもよく知ってた。
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来日も三回目となるとただ東京タワーや渋谷スクランブル交差点を楽しむだけではなくて、一歩先の個人にあわせたプランをするようになる。
今回のZoeたちは、自分でウェブを駆使して調べる能力が高いから言語の壁を越えていったけれど、そうでない人にはこちらから個別にあわせたプランを提案していくことが大事ですな☆
そして、飲食店や観光スポットのみなさんは、英語でinstagramにてハッシュタグ発信するのを忘れずに。