コミュニティコンサルタントの松澤亜美です。
過去2社グローバル会社にフルタイムで勤め、今は複数社のコミュニティマネージャー・コンサルタントとして働いています。
その一環でFacebook社のCommunity Leadership Circlesというプログラムを通し、世界中でコミュニティを育成しています。
世界中にチームメイトがいて、1月中旬はこのオフサイトで本社のあるCaliforniaへ行ってきました。
先日のオフサイトでは、160名のうち日本人が一人だった、日本人へのイメージが面白かったという話を前回書きました。
週の後半では、もう少し小さい30名サイズのチームでいろんなミーティングをしたり、トークを聞いたり、研修をしたりしたのだけど、お国柄・地域柄が出ていて面白かった。
すぐ質問するアメリカ人、なかなか発言しないアジア人
例えば、プレゼンが終わった後、一番最初に質問するのは大抵アメリカ人だ。短くても深くてもためらうことがない。だから最初の3問ぐらいは彼らの質問が続くことが多い。私は英語を聞いてから質問を考えるプロセスに少し時間がかかる。意義深い質問をしたい、という見栄もある。
でも見てると、どんな質問も良い質問なのだとわかる。日本人は他の人からどう見えるかということをどうしても気にしてしまうよね。そういえばアメリカの中学も大学も、そんなことを気にしてる子供はいなかった。
プレゼンテーション中、狼のように叫び出す
プレゼンテーションに対しての反応も国によって全然違って面白かった。やっぱりアメリカ人は盛り上げがうまいというか煩いというか。良いと思ったら、オオカミみたいに「Awww(あう)ーー!!」と雄叫び。しかも何人も!スタンディングオベーションもよくある。
この大げさな反応、日本ではまず見ない。信じられないと思う。でも、毎日そんなシーンがあった。まあそんな感じで、とにかく良いと思ったことを大げさなほど良いと言うのがアメリカ人だ。プレゼンテーターとしてはやりやすい。
ヨーロッパ人はもう少し大人びた印象。
アジア勢は、この場にいるとどうしてもおとなしく見えてしまう。シンガポール人のチームメイトは、黙ってると静かだねと言われるし、何か発言するとアジア人なのにすごいねと言われることがあって、この無意識なバイアスが少しめんどくさいと言っていた。ちなみにFacebookで働くようか英語ペラペラのアジア人は、各国に帰国すると逆ではっきり言いすぎるという評価を受ける。
雑談に見るお国柄
スモールチャット(雑談)も国柄が出る。ドイツの人は欧州の中では一番声が大きくて迫力があるのは、今回初めてではなかったので驚かなかった。フランス人は議論好きで、メキシコ人は笑いが好きで暖かい。これこそいつのまにか作られたステレオタイプだけど、これを知っていると色々楽になる。
雑談のとき、日本と言う国の人気、また珍しさと言うのもいろいろなところで感じる。
正直本社の中では日本の存在ってそんなにそこまでは大きくない。いや大きいんだけども日本人が思ってるほどは全然大きくない。だって世界的に見れば、人口が減っていて、年齢が下がっていて、ビジネスも伸びていない国だから、仕方ないと私は思う。
それでも日本と言うだけでいろいろな人が順番に声をかけてくれる。日本に旅行が大好きなんだよとか働いていたことがあるんだよとか。
日本のイメージをよくしてくれた私たちの先祖や、ビジネスの先輩たちにいつも感謝しなきゃいけないなと思う。美しく礼儀正しくきちんと時間を守ると言うイメージをみんな持ってるのは、彼らのおかげだよね。
最後話がずれてしまったけれど、今日はここで。
グローバル企業で働く他の人たちにも、ぜひ聞いてみたいな!