こんにちは、コミュニティマーケティングコンサルタント・NPOLunchTrip共同代表理事の松澤亜美です。
先週は出張でドイツに行っていました。今はギリシャサントリーニでこのブログを書いてます。
食について、そしてサービスについて気づいたことを書いてみますね。
まず私の食コンディションとして
・朝食は毎日ホテルバイキング(これをやってしまうと地元の食事をあまり食べれない;;)。
・昼食・夕食もサンドイッチ・パスタ・サラダなど。チームディナーで行ったアジア料理は撃沈。
・土日はお祭りフードがメイン。
基本的に地元の職をすんごく楽しみたい人なのですが、出張で地元のお店にほぼ行けなかった。。トルコ系移民が多いからケバブがものすごく美味しいという噂も聞いていたのに、残念ながら行く暇なしでした。
Berlinの地元フードといえば
Currywurst ウィンナーにカレー粉とケチャップをかけたもの、と言いますが、あまりカレーは感じなかった。ポテトと一緒に食べるのが定番だそうです。私たちはクリスマスマーケットで食べました。
美味しかったもの
・クリスマスマーケットGENDARMENMARKETで食べた、鹿のお肉シチューと、グルーワインと(ホットワイン)ウィンナー美味しかったなあ!
クリスマスマーケットの中にPOP UPレストランみたいなものが沢山出ていて、そこでいただきました。ホテルGrand Hyattで食べたドイツライ麦パンやシュトーレンも、美味しかった。
おすすめカフェ Steel Vintage Bikes Café & Restaurant
工業国ドイツは車だけではなくて良い自転車メーカーもたくさん。自転車屋さんのカフェは、ベルリンには珍しく朝早くから空いていました。
朝からグルーワイン(ホットワイン)を飲んだ人が一人(笑)。私が食べたアボカドサンドも、ベリーワッフルも新鮮ですごく美味しかったのでおすすめ!
感想 ドイツ人は全体的に食にそんなに興味がない?!
・基本的に、普段の夕食はコールドフード(チーズ、プレッツエル、サンドイッチなど)。あったかい物は食べない。ちなみに昼はかなりの量を食べるそう。夜にたくさん食べないのは健康には良いのかも!
・じゃがいも、ウィンナー、アスパラガス、そしてケバブが名物らしい
・サンドイッチにも、ドイツの黒ライ麦パンが使われていて、美味しかった!
・チーズ、生サーモンがどこにでもある。スカンジナビアっぽい(ノルウェーも同じゲルマンだからかな)
・基本的に、シンプルな料理が多いようだ。ドイツ人の友達も、家ではほとんど料理しないと言っていた。料理は日本人みたいに必須スキルではなくて、「趣味」に近そうだ。
食を含め、サービス業であっても、ニコニコすることは不必要
・Hyattホテルのレストランだとしても、真顔で対応をされる・ビルの受付のおばあさんも、毎朝「どの会社に行くんだ」と怖い顔される。
・必要のない笑顔はフェイクだから不必要、むしろ感じてる感情をそのまま出すのがPolite(丁寧)と感じるそう。
・今回プライベートと出張を合わせて二つのホテルに泊まったんだけれど、両方で一番最初ホテルに到着した時フロントで” Hi! Checking in now(こんにちは!チェックインします) “というと、” We will See” (チェックインできるかどうか確認します)
・だからと言って全員が険しい顔というわけではなくて、クリスマスマーケットのレストランで働いていた人や、Hyattのレストランの中でもかなりHappyな人もいた。日本と違うのは、「食事をサーブする役割・ホテルのフロントの役割つまりサービス業だからと言って必ず笑顔でいなくては」というルールがないことだった。お客さんもサーブする人も同等、という考えなのでしょうね。
食がシンプルだからこそ女性活躍が進んでるのかもしれない
これはまだ仮説なのですが、ドイツの一般的な家庭ではそんなに料理に時間使わないのではないかと思うのです。だからこそ、男女で家事の差がそこまでなくて、女性の躍進が大きいのでは。
ブロガーとして大使館に招いていただいたノルウェーの幼稚園や家庭にもお邪魔したことがありますが、当たり前のように夕飯はサーモンサンドイッチを食べていました。ほぼ週に何度もこの料理だと言っていました。
そして、ドイツでも夜はコールドフード。つまり、お母さんたちは夜ご飯をほぼ作らないのです。それが伝統であり、普通なのです。罪悪感なんて感じるわけがない。
反対に、食に重点を置く、つまりママの料理が大事な国(アジア・ラテン)などでは女性の管理職割合が低いことに気づいたのです。
私の母や友人を含めて「子供のことを考えて1食には3品目以上作らなければ」と考えている日本人女性がなかなか仕事に時間を割けないのは仕方ないことなのではないかと思いました。
じゃあ料理しないとそれはそれでいいのかと言ったら、そんなこともないと思います。日本の多様な食文化はやはりどの国に行っても私の誇りです。
何を幸せかと計測するかで変わってきますが、「食がシンプルな国は女性活躍が進みやすい」という説、今後も少しみていこうと思います。