コミュニティコンサルタント・NPO法人LunchTrip共同代表理事の松澤亜美です。
12月中旬、クリスマスマーケットの真っ最中にドイツ・ベルリンにいっていたのは、コミュニティマーケティングのお仕事として行なっているfacebook社のお仕事です。Community Leadership Circles(CLC)のグローバルミートアップを開催しました。
(なおfacebook社ではコンサルティングではなく、日本で唯一のチームメイトとしてお仕事をしています。)
(なお現在はギリシャのサントリーニ島からこちらを書いています)
世界中でグループを管理しているグループ管理者の中で、各都市一人ずつLead(リード、と読みます。リーダーということですね)を任命して、各都市でグループ管理者の集まりを運営してもらう。オンライン上でもオフライン上でも。これがCommunity Leadership Circlesというプログラムです。
日本では今の所3人のLeadをリーチアウト・選考・任命させていただきました。
東京・千葉・福岡の3地域からの3名です。 それぞれ、台湾と日本語の2TALK,糖質制限、Photography in Japanと1万人を超えるグループを管理していらっしゃいます。
facebook groupを持っていて、上記3地域にお住いの方は、是非是非こちらからメンバーリクエストをしてね!
先週12/13はこの3名と講座生を招き東京でCommunity Roundtableを開催したばかり。また、私はAPAC(アジア太平洋)地域も見ているので、トルコからオーストラリアまでたくさんのLeadを任命しました。
今回はそのLeadたちが世界中から集まって、その取り組みを発表する、という場でした。
ここからは私の感想です。
facebook グループの管理者はコンテンツメーカーではなくて、コンテンツファシリテーター
このグループリード達のすごいところは、いわゆる普通のインフルエンサーと違って、自分が中心のコンテンツメーカーだとは限らないこと。facebookグループってつまり、いいテーマ設定をして、他の人たちに発信・コンテンツを作らせるプロだということです。
すでにこのグループを持つことで各国で有名になっている人が半分、そしてあまり自分たちにスポットライトが当たるのに慣れてない人が半分、という印象でした。
自分の個人的なきっかけを元に他人に発信させている
グループを始めた理由は様々ですが、自分の経験をもとにした他人のための発信・交流が多かったです。例えば、スペインのでは出産をきっかけに仕事を辞めてしまう母親が6割なので、”Mama Digitals” ( モバイル端末上でママができる仕事を紹介し合うグループ)、自身も移民としてドイツに来た人がローカルと移民を繋げるために始めた”we connect”、仕事を自分自身が探していて、各地域で探している人たちがシェアできるようにした米国ポートランドのグループ、インドPuneの女性達が自分自身の時間『 Me Time』を作れるようにシェアしあうグループなどです。
自分がそれをシェアするだけではなく、他人にもシェアしてもらうようにするところが、グループの特徴ですね。
皆スピーチがうまい!
facebookの運営側も、この為にこの数ヶ月で新たにジョインした人ばかり。
NPOやNGOの代表レベルや、自分のビジネスを持っているメンバーが多いのも、このチームの特徴。だからなのか、facebookだからかなのかわからないけれど、本当にお互い助け合う人たちです。私としては、すっごく働きやすい。
で、一人一人かなりのストーリーを持っています。なぜこのチームに誘われてジョインすることにしたのかのスピーチが、各リードに負けないくらい面白い。
会社員のキャリアとしてジョインしたのではなくて、世界中で自分たちと同じような活動をしている人にスポットライトを当てるこの活動に本気で興味があってジョインしてる。
ちなみにもともとFacebookの別チームにいた人も、自分の意思でこのチームに入りたいと行って部署移動して来た人しかいないので、なんていうかものすごく意識が高い。
そんな中・・・
私は今回ファシリテーターとして参加していましたが、いきなり100人全員集まった前で自分のストーリーについて発表したら?と言われました。自分のコミュニティストーリー、つまりLunchTripについて。日本では100人も200人の前でもなんどもプレゼンしているはずなのに、いきなり英語でこんなにうまいひとの前で話すのか!と思うと焦ります。心臓がばくばくして、目の前で話してる人の内容が入らなくなって、どんな流れで話そうかメモに書き出す。もちろんその前後のプログラムにもつなげていく必要があるので、把握しないといけない内容が多く、、、つまりテンパりました。
そして・・・スピーチの結果は、惨敗。
いつも話しているLunchTripの成り立ちについて、英語で全然うまく話せませんでした。2019年一番英語が下手だったように思います。
みんなに、「Touching story 感動する話だね」と言ってもらえたけれど、いつもの30%くらいしか力が出せなかったように思いました。ほんとに悔しかった。
そして落ち込んだ。みんなに、「Ami, 落ち込み方が分かり易すぎる」と言われたけれど、 1−2時間くらい落ち込んでた。まあ、カンファレンスはどんどん進むから、そんなこと言ってる場合じゃないんだけれどね。
日本語を英語にしていたらダメ。もっと自然に、そして身振りを使って、メッセージが最大限伝わるように、私はこれから練習します。
チャンスはいつ来るかわからないもの!!
来年はグローバルなスピーチにもパッと対応できるように、精進します。
最後に、世界中の明るいコミュニティリーダーたちとの写真を載せます。みんな素晴らしい人たちだったよ!