〜星野リゾートさんにご招待いただき、沖縄にきています 第4回!〜
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12/08/2015
夜のお食事。
すばらしかった!フレンチシェフ中州達郎さんが考案した島の食材を活かしたメニューは、味はもちろん目も楽しませてくれます。
私が9月にいったイタリアの小島ランペデューサもそうだったのですが、島というのはできる食べ物が偏っていることがあります。
ここ竹富島も、サンゴ礁でできた島。島民が昔から食べてきたハーブなら、たっくさんあります。
それこそフーチバー(よもぎ)などの食べれる薬草もそう。
それらの薬草をふんだんに使った料理は、食べる人のことまで考えてくれているようでした。
Dinner 琉球ヌーベル:カジキとビーツのモザイク仕立て レムラードソース |
なお、この素敵なお皿は沖縄本島の読谷にある、陶芸家・大嶺實清氏に特別に作ってもらったものだそう。こだわりがすごい!
Dinner 琉球ヌーベル:フォアグラのポワレ すっぽんと焼きナスのテリーヌと共に |
アーサー(沖縄の青さのり)の香りとともに蒸しあげたミーバイ(ハタの一種)のデュグレ風 アセロラのアクセント |
今回は、通常の滞在によもぎを使ったスパが二つもつく、「フーチバー温め滞在」(32,000円)を体験させていただきました。
・お部屋で楽しむハーブの入浴剤
・フーチバーを使ったお粥の朝食/1回分
・フーチバースムージー/1回分
・命草テント(ハーブを使ったスチーサウナ)の貸し出し
・星のやスパ「命草玉(ぬちぐさだま)トリートメント」/1回分
このように、縁側で待っていてくださいます。 |
体の血行促進効果があるよもぎは、沖縄でフーチバーと呼ばれているそうです。
竹富島にはお医者様がいなくて、週3日通いでくることしかないので、身の回りにある薬草などから健康的なものを取り入れているそう。
そういえば全国で一番長寿も沖縄ですもんね。
フーチバー(よもぎ) |
2つのスパのうち、特にすばらしかったのは、この全身フーチバーマッサージ。
島スパでは、朝時間・昼時間・夜時間にあわせてメニューを変えているそうで、この日は朝時間のメニューをしていただきました。
まずはお湯にハイビスカスと、沖縄の塩を入れて。
塩を入れると不思議な感覚がありました。
この台に横になり、まずはこのオイルで、
そして胸元をよもぎでマッサージいただきます。
香りがものすごく良い。
ただの甘い香りというより、少し香ばしいというのかな、苦味も入った香りです。
堪能するために寝ないぞ、と思ってお姉さんと話していたのですが、いつのまにかふわっと眠りの世界についていました・・・
よもぎ入り人参ジュース。すごい名前ですが、ものすごく飲みやすくて美味しかった!
ちなみに、翌朝のメニューもフーチバーをたくさん使ったおかゆでした。
食べ過ぎの3日間だったので、このおかゆも嬉しかったなあ。
翌朝は、竹富島を回りました。
建物のちょうど仏壇の上にはシーサーがいて、本当にドアがなかった。
水牛のゆうこちゃん、力持ち! |
三線に感動! |
沖縄の音楽って素敵。
三線にゆっくりした音楽が響いて、土地にぴったりです。
星のやで聞いた「涙そうそう」には本当に涙がでそうになりました。
全ての経験が本当にプレシャスで暖かくて、その晩東京に帰っても翌朝サンフランシスコの準備する時もずっと沖縄の音楽を流していました。
なんかね、最初から最後まで「これを普通と思ってはいけない」と心で自分を戒めないといけないくらい、私には勿体無い程のことが続きました。素敵すぎたということね。次は大切な人や家族にプレゼントしたいな。
でも、星のや竹富島の贅沢は、マリーアントワネットが使っていたとか高い金を使っているとか、そういう贅沢さではない。時間と場所と、伝統を紡ぐというそういう質の高い贅沢さ。
こうやって現代をきちんと休むことができる大人は、きっと現代でも活躍しそう。
あっという間にきた竹富島さよならの時。
この島にはたった40人の小・中学生しかいないことを知りました。
竹富島で育つって、どんな感じなのかな。
こうやって島を知らない人たちに開放し、星のやさんに「集落」を作らせてくれた島の人たちに、私からも改めて感謝したくなりました。
竹富島のみなさん、そして星のやのみなさん、ありがとうございました!