2月頭になりますが、土曜夜八時に予定が終わってから車でピックアップしてもらい、長野は善光寺&野沢温泉までいってきました。
渋滞なしで、車で四時間。
近くとは言えないのですが、夜中に到着したときの感動はひとしおでした。
長野駅近くのホテルに泊まって天然温泉を楽しんだ翌朝は、駅から二キロくらいの善光寺をお散歩。
雪化粧したお寺は美しい。
お正月からお寺や神社ばっかりいってる気がするわ。笑
善光寺は、宗派など関係なく、すべての庶民のためのお寺のようですね。
長野名物のおやきを朝食代わりにぱくり。
そのあと、野沢温泉へ。。。
と思ったら、温泉じゃなくてスキー場へ拉致。。。!
わたしウィンタースポーツを全くしないことで有名(自分の中で勝手に有名)なんですけど、なんでなんでなんで連れてこられてるんでしょ。
あれよあれよとスノボグッズが準備され、いつの間にか装着され、
怖がるわたしをよそにリフトに乗せられ(リフト乗るだけじゃなくて降りるのも劇的に怖かった)
気づいたら頂上ですよ。ひいいい・・・!(でもきれい)
はじめてのスノボは、噂通りお尻が痛かった。
そして、起き上がるのが下手すぎて、普通10-15分で滑る道が2時間近くかかった。笑
ほらね、下手だよっていったでしょー!
痛む体を休ませるのは、美味しい食事と温泉!
さあ、いこー!
野沢の街を歩きだす。風情があってとってもよかった。
夕方から夜散歩すると、暖かく灯った光が目に入る。肌からは寒さを感じながらも、この綺麗さに高揚した。
美味しい肉そばに癒される。
野沢温泉、おもしろいね。
「外湯」という、上の写真のような無料の天然温泉が13あって、湯めぐりができる。
入るとすぐに脱衣所で、脱ぐとすぐにお風呂で、お金も払わなければロッカーもない。
体洗うスペースも結構すくなくて、混んでるともう入れないくらい。
水道からは冷水しか出ないから、あつーいお湯を体にかけて、冷水とあわせて体を洗う。
地域のおばちゃんがどんどん登場して「こんばんはー、あんた今日遅かったねー」と言いあってる。
わたしにとって温泉は「旅先のゆったりしたひと時」を味わうものだけど、この方々とってはほんとに「毎日の付き合い、近所の交流場」って感覚なんだなあ。
ちなみに、ものすごくお湯が熱い。
それでも、外に出ると寒いので、10分ほどはつかっていました。
「地域で湯税というのを払って、無料で運営しています」という張り紙がされている。なんでも、江戸時代から続く「湯仲間」という地元の組織があって、共有財産として持っているのがこの外湯なんだとか。
へえ、湯税か。それを使わせてくれるなんて、心が広い。きれいに使わなきゃ。
そう思ってたことに、白人の女の子1人、中国人の女の子たち2人も入ってきた。
地域のおばちゃんたちが、日本語で、「そう、ここで脱ぐの。靴であがらないで」と指示していた。裸だから、なんかもうその人の話を聞くしかない。
彼女たちは静かにその女性の話(身振りでの話)を聞いて、特にトラブルなくお湯までたどり着いた。
ちなみにここは鏡もシャワーも勿論ドライヤーもなかった。
街を歩くと、さっきの外国人が珍しいのではなく、ものすごく外国人が多いことがわかった。
こんなにアクセスが悪いのにどうやってきてるんだろう、ってくらい。
ニセコのように、スノボリゾートとして近年人気が高まってるらしい。知らなかった。
さきほどのうどんやさんもお土産商店のおばちゃんたちも、英語と日本語のミックスで会話が成立してる。
わたしも長野におばあちゃんがいるけれど、絶対外国人なんて受け入れない体制だった。
でも、ここの奥様おじさまたち、すんなりと受け入れてるようにみえる。
人間、環境が変われば意外となじめるものだね。
いろんな意見があるけれど、わたしはやはり日本の隠れた魅力を海外の人にもっと知ってほしい。
このままみんなで平気年齢年老いて、経済が回らなくなるまえに、グローバル化を怖がってないで取り入れて儲けちゃうような小さい街が出てきていいと思う。
でも多分、わざわざ野沢まで来ている人たちは、結構日本について深く学ぼうとしている人たちだ。さっきのお風呂でも、きちんと静かに話を聞いていて、すごく日本文化を尊敬しているようにみえた。
野沢温泉は北陸新幹線でくれば2時間半らしいので、今後はもっと人気が出そう。
そのときに、どんな風にブランディングしていくのか、これからもチェックしていこ。
普通に日本のお友達にも、おすすめだよ。いってみてね、野沢温泉!