皆さんはお金の話は得意ですか?
私はもともとお金の話、というか細かい話が今でも苦手。
資産家計管理アプリのマネーフォワードこそ登録していたが、毎月振返りをすることはなかった。海外・国内旅行には毎月のように行ってきたけれど、高価な外食や洋服を頻繁に買うわけでもないので節約は特にしていない。
ただ、会社員を辞めて自分で事業を始めた3年前から、個人のお金だけではなくて税金なども全部自分で払わなくてはいけない。自分で税務申告をしようと思ったがわからず、友人紹介の税理士さんに全てお世話になった。
去年あたりから個人資産に関してちゃんと考えようとファイナンシャルプランナーに話を聞いた。保険、不動産、証券。多様な種類があると知ったが深くは理解できず。初めて聞く「ドルコスト平均法」や「利率」という言葉、円高と円安の関係もわかっていなかった。
冬、忙しかったお仕事が一区切りして時間ができたので、初めて証券口座を開設し積立NISA・IDECOを全部登録した。
登録した時も意味がわかっていたわけではない。ただ、ウェブサイトに沿って必要なことをやっただけ。
投資信託と個別株の意味もわかっていなかったし、選んだ銘柄もいくつかのウェブサイトで「おすすめ」を検索して選んだだけだった。でも、全部理解してから行おうと思っていたら何も始まらない、という私の信念がある。数割理解したら、とりあえず初めて、あとで直せばいい。
今年になり、いつも丸投げだった税務申告も、初めて自分で行なった。良く聞く「節税」の意味がわかったし、これをきっかけに色々な税理士さんのYoutubeなどを見るようになった。
ここ最近は、株や投資信託について勉強中。
自分が使ってみてとても良かったサービスや、今後も伸びてほしいファンの会社には積極投資することにした。例えば電子判子はもっと広まってほしいからそのサービス関連に投資する、といった具合だ。
私は好奇心旺盛(注意散漫ともいう)なので、本当はいろんなビジネスに手を出したいし、いろんな会社で働いてみたい。それを代わりにビジネスの一部を買うことで参加できるのは限定的ではありつつ素直に嬉しく楽しい。
自分が全部ビジネスを作れなくても、同世代や自分より若い人が作ろうとしてる未来を応援できて、かつ彼らがビジネスを成長させて上手くいけばお釣りまで来るなんて、なんで今までやっていなかったんだろうと思う。
といっても、デイトレーダーのように短期で売ったり買ったりするつもりはない。
それよりも、ただ貯金していただけのお金を、自分が作りたい未来の一部を実現してくれそうな会社に中長期目線で投資しようとしている。
最近も、2ヶ月ぶり口座を開いたら予想をはるかに超えていて驚いた。
正直、世界を旅しながら培ってきた「次、これくるな」というトレンド感覚はあながち嘘ではなかったと一瞬天狗になった。
わかってる、これはコロナ後に始めたばかりなので上がり調子なだけ。今後は大いに下がり焦ることもあるだろうが、私にはもっと放置作戦・もっと長期作戦が私にはちょうど良い気がしている。
色々な業界を勉強するのも楽しい。ちゃんとしたリサーチができるように、今度こそ簿記や会計も勉強したいと思う。(まあでも私の勘の方が重要な気がするけど。)
ただ投資に関するメディアなども目を通するようになって違和感があったのは、コロナウィルスで打撃を受けた人がいる一方、お金をチャートで動かす人たちで大儲けする人たちがいることだ。
また、「投資は寝てる間にお金を増やす方法」「お金に働かせる」という表現が使われている。確かに個人資産の目線で見たらそうだが、その増える・減るの裏では、その事業・会社・業界を発展させ、あるべく未来に到達しようと必死で働いている人たちがいる。今後もただお金を数字でしか見る人間ではなく、未来を作る側の人間でありたいと思う。
お金の話、というと細かくてめんどくさい、と思っていた自分が、今では「自分だけではなくて未来の社会を作る方法の一つ」として捉えられた変化は大きい。
私ができるんだから、旅行業界の皆さんは世界のトレンドに敏感なはず。私も今でも超初心者で用語はちんぷんかんぷんだが、調べればどうにかなる。生活様式が変わる今、個人資産のためだけではなく、自分たちがこうなったらいいな、これが広まれば便利なのにという世界を投資で推し進めるのがおすすめです。
(写真はキューバの紙幣)