こんにちは!
新年早々、久々に大学で登壇がありました。観光庁のお仕事で旅のお話を大学生に登壇することは多いのですが、ちょっと久しぶりでした。
今回は駒沢女子大。京王線で都心から1時間くらい、稲城のとても空と空気が綺麗な土地にあります。
講義を聞きに来た学生は170名!多いですね。白とベージュのニットを着た子が多く、柔らかな雰囲気でした。
他3名の女性の方と一緒に、パネルディスカッションしました。
一緒に登壇した方は
- モデレーター:トラベルジャーナル副編集長 上野良子氏 一番左
- パネリスト:グローバルユースビューロー執行役員 小泉陽子氏 私の左
- パネリスト:HIS佐藤氏 私の右
でした。写真一番右鮫島教授です。
冒頭に、鮫島教授がとった学生アンケートで一番気になったものを答えるというのがあったのですが、私が気になったのはこれ。
なんと学生の85%が「就職または仕事において男女差別はあると思う」と答えてるんです。なんて悲観的で悲しい!
私は個人的には最初の日系企業で「お嬢さん」と言われる仕事を経験して、お嬢さんとしてではなくて自立した女性としての仕事をしたかったこと、外資系企業に行ったら男女など関係なく、むしろそういうジェンダーロールを断定するような言葉を何どもいうような上司は警告を受けるという話をしました。
また、他にも88% 以上が「自分で国や社会を変えられると思っている」という質問に「いいえ」と回答しています。これも寂しい!
さて本題へ・・・・
進行としては、司会を務めるトラベルジャーナルの上野さんが、下記のようなお題で質問され、3人が回答してくという感じで進んでいきました。
私がどんなことを答えたかだけ、簡単にメモしていきます。
Q1.旅に関わる仕事を選んだきっかけ
私の場合は選んだというよりは「作った」という感じなのですが、LunchTripを始めたきっかけなどをお話しました。 →詳しくはAt will workで受賞した時のこちらの記事をご覧下さい
Q2.仕事のやりがいを通じて、キャリアを形成するうえでの仕事との向き合い方、人との接し方
夢中になっていく中でちゃんとアピールしていたら、キャリアが切り開かれていくことをお伝えしました。
また一人ひとりのお客さんや仲間と小さな信頼を積み重ねていくことを話しました。
Q3.世界や異文化に接して思うこと
各外資系企業で働いている時の海外出張の話をお伝えしました。
海外で働くときは自分が日本代表。
英語が一番できないとかの忖度なんてもちろんない、その中で日本やアジアのユーザーの為に何ができるか、精一杯準備して伝えること。
机に座っている順番通りに話す順が回るほど生ぬるいものではない、時間切れになったらミッションが終了してしまう。その中でどれだけ自分がいい話し順をとるか。和を思うんじる日本と違い、何も言わなかったら意見がないのと同じと取られる、などの話をしました。
→詳しくはRarejobに寄稿した下記の記事をご覧下さい
メールも会議も毎日英語!外資スタートアップPinterest社員に短期滞在を生かす勉強法を聞いてみた。
Q4.結婚や妊娠など女性ならではのライフイベントで働き方が変わったか?
特に2では、「子供ができるどころか、結婚する前、その前から諦めて仕事を減らす学生さえいるが、妊娠してからだって10ヶ月ある。どうにでもある」というシェリルサンドバーグの言葉を引用して説明しました。学生達の目の色がかわったのを見ました。
また、こちらには書ききれませんが、他のお二人のお話もとても面白く。旅行会社さんってこんな思いでツアーを作ってるんだ!と目から鱗でした。
学生さんの反応コメント抜粋
”女だからって諦めなくても良い”系 →これが一番多かった。ていうか、みなさんこんなに諦めていたんだ!とそこに驚いた。
結婚と出産について仕事を選ぶ上で私も悩んでいました。しかし、妊娠をしても10ヶ月はなんとかできる!と聞けたので私も妊娠すると仕事をどうにかしなきゃいけない…と今から悩まなくてもいいのではないかな、とおもいました。 また、働き方の制限がなくなってきているというお話を聞いて、仕事をしながらも人生を最大に楽しみ、旅行もたくさんしようと思いました。
女性だからといって恐れてやりたいことをやらないのは良くないなと話を聞いて思いました。
女だから、妊娠してるから、というのは関係なくどんなタイミングでもやれることはある。この言葉が1番響きました。改めて強い女性カッコいいと思いました。
男女差別がある日本の世の中で、その環境を変えていくのは自分自身であるということ。
女だから、妊娠してるから、というのは関係なくどんなタイミングでもやれることはある。この言葉が1番響きました。改めて強い女性カッコいいと思いました。
女性だからといって恐れてやりたいことをやらないのは良くないなと話を聞いて思いました。
女性が働きやすい社会になっているということをお話を聞いて知り、自分がやりたいことを狭めるのではなくてやりたいことをやれるように進もうと思えた。
女性だから差別されるとはネガティブな考えではなく、女性だから女性しかできない仕事もあるのだという言葉が印象的でした。これからはもっと女性も働ける社会にできるのではないかと思いました。
”挑戦してみよう”系
自分で人生の幅を狭めてはいけないということを改めて自分に言い聞かせることができました。私は挑戦する前にどうせ無理だなぁとかマイナスなことを思ってしまう傾向があるので、これからはそれを取っ払って進んでいこうと思いました。
特に誰も旅に関する仕事のお話で松澤ダンフォード亜美さんの2017年独立してから今までの話をきいて、やってみないとわからないんだなぁと、人生突然やりたいことや挑戦したいことが現れると挑戦していくべきなんだなぁとわかりました。勉強になりました
”人と違っても良いんだ”系
出るものは打たれるという社会で、私も人とは少し違っている部分が多くあるから悩むことも多かったけれど、違っていいと思えるような企業に入ることで自分を活かすことができるのではないかと思えるようになった。自分の好きなことを出来るだけやれる企業を探してがんばりたいと思った。
”発言・発信してみよう”系
発言をするのが苦手なので、「何も言わなかったり、声が小さいのは意見がないのと同じ」と聞いて4月から働く職場では頑張って発言していこうと思いました。
”起業も面白いかも”系
今までは社会で働くためには既存の企業に就職するという一択でしたが、自分の好きな分野で起業するという選択肢もあるのだな、と思いました。
”LunchTrip”に感銘系
旅行に行って現地の美味しいものを食べるのは当たり前のことですが、食べることにだけ焦点を置く方法もあると知って、ひとつの目的のための旅行ツアーというのが新しいツーリズム産業の可能性にあると思いました。 今の職業に就いたきっかけがみなさん海外での経験だったので、私ももっと色々な国に行きたいと思いました。
他にもたくさん(170名分!)熱のこもったコメントをいただき幸いでした。
学生達が次の一歩を見つける手助けになれたら幸いです。
学生達にも案内した1/19 LunchTripオーストラリア便は募集しています!
→加筆。オーストラリア便満員御礼、そして2/8のイスラエル便も満員御礼です。
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