Facebookの皆さんにお声がけいただき、Connected Women Tokyoオンラインパネルトークに登壇しました。主にIT企業の女性向けのイベントでした。
実は、オープンイベントで自分のキャリアを話す機会はとってもとっても久しぶり。LunchTripを含め、個別のテーマ(旅・コミュニティ・通訳案内関連)の司会や小さなスピーチなどはすることがあっても、自分自身のストーリーはここ半年、避けていたんです。
取材も、登壇も、今の自分は人に提供できる価値がないと思っていたから。まあ単に、コロナと妊娠の体調不良、そして7ヶ月の死産で自信を失っていました。
ただ、今回のテーマが「コロナに負けない起業女子」と言うテーマだったこと、何よりお世話になっていた方にお声がけいただいたことで、ここらで今年の学びや葛藤を素直に人前で話してみようと思いました。
Panelist
トークをご一緒したのは、Facebook JapanPR統括をやめて今年起業されたYukikoさんと、FBのマーケティングリードをSingaporeで行なっていて、副業でアクセサリーやアパレルのブランドを立ち上げていらっしゃるAyakoさん。Minoriさんの司会でスタートです。
Panel Talk Contents
チームの事前準備のおかげで、たくさん素晴らしい質問をいただいたのですが、特に私がいいと思った質問をピックアップ、私の答えの要点を書きました。
Q.日本やアジアで女性として独立する・自分でビジネスを始めることになにかチャレンジはあったか?(What is it like running a business as a woman in Japan or in Asia? Any challenges? )
- 「女性フリーランスなんて結婚前の腰掛」と言われたり、お酌を求められたり夜の席に同席させられたりすることはあった。
- でも、2018年からFacebookの私が所属していたチームは世界各所のコミュニティリーダーを繋げ、グループ活用で応援することがお仕事だったのですが、その時に各地の素晴らしい女性リーダーにすごくたくさん出会いました。自分の言葉とコミュニティの力で社会を変えてる人たち。例えばエジプトでシングルマザーの差別に立ち向かうため弁護士などを入れたグループを作りサポートしあっている人。彼女たちを見てると、ちゃんと声を上げる大切さを改めて実感した。
- だから今は私も、自分の言葉で相手に「それは悲しい」「不快だ」と言えるようになった。なので、もう最近はない。
Ayakoさんは私と同じような経験をし、日本で働きづらいと感じたのでSingaporeにいったこと、Yukikoさんは女性だからというより紙ベースがやりづらいということをお話されました。
Q.COVID-19の影響でもともとの計画を大きく変えたなどはありましたか?そこから得れたラーニングは?(How has COVID-19 affected their plan and any learning from this situation? )
- 2017に開業して以来、ずっと右肩上がりだった売上が初めて下がったのがこのCOVIDでした。私はオフラインのコミュニティ作りや講演なども多かったので、、正直ショックで落ち込みました。LunchTripも異国料理をレストランで食べて文化を学んで、そこでワークショップをするという形態なので、食べ物のないLunchTripなんて?続けるか?と悩んだ
- でも、Resilienceという言葉を初めて自分でも意識しました。違うことを学ぶ時期と捉えて、今は実はコミュニティマーケではないことも勉強しはじめました。忙しく走ってる自分が好きみたいなところがあるのですが、止まる時があってもいいと言うのが今年の学びです。おかげさまでLunchTripも毎月オンライン開催を続けることができた。
この話の後に、Yukikoさんから学ぶってどうやって?と質問をいただき、オンラインコースを買って、ノートをGoogleDocsにとって学びをシェアしてることをお伝えしました。
あとは宣言すること!私は親友である女性経営者の友人と毎月の目標をシェアして達成するようにしてるのですが、そこに学ぶ項目も入れてます。
〜ここからはみなさんからの質問〜
Q.生まれ変わったら女性になりたいか?
Ami:もう男女という区別で何ができるかがの区切りがない社会になってほしい。だから今の私たちができることをして、次世代にはそんな質問してたの?て笑われるようにしていきたい。
今年コラム執筆をこのテーマでしましたのでこちらもぜひ!笑
Q.資金調達計画や事業計画は最初から立ててあったか?
Ami;私の場合はNO。ブログとFacebook投稿でコミュニティのお仕事を始めたようなものなので、、なかった。講座をやることも、コラムを書いたり電子書籍にまとめてもらうことも、スタートしてから決まった。
ちなみに資金を何千万も調達するビジネスはリスクが高すぎると最初は思っていた。でも最近はそうやっている友達がものすごくかっこいいと思う。
(ここはちなみにYukikoさんもAyakoさんも近くて、Small Startがこの回の合言葉みたいになってましたw)
Q.最後に会場の皆さんへメッセージ
Ami:長い歴史の先人達のおかげで、女性ということで明らかな差別をされる時代は終わりました。もちろん、隠れた難しさはたくさんありますし、日本はgender gap121位と過去最低です。実際ライフイベントが多くて、私も今年こんなに体に関係するんだと実感した一年でしたし。今まで人生本当に健康だったのでこの一年で一生分の医療費使いましたw
でもそれって、挑戦しない理由にはならない。どんな時代もどんな人にもそれぞれのハードシップはある。自分が素敵、かっこいいと思う人生に対して長期スパンで諦めないでください。今はツールもたくさんあって、私みたいに最初はFacebookに「この仕事をしたい、こういう社会を作りたいんですけどニーズありますか?」て書き込むだけでもいい。チャレンジの形は起業だけじゃなくても良い、小さいチャレンジを積み重ねていくことで新たに見えるものがあります。
Thoughts after Panel talk…
終わったのが夜中の1時半だったのですが、興奮して3時までねれませんでした。もう流石に寝て・・・という夫に、アドレナリンが止まらないんだ!!と説明してました。
事前準備の時、良い会社なんだから「起業したい人を増やして辞められても困るのでは」と言う話にもなったのですが、当日いただく質問が資金調達のことや事業計画など、結構具体的に準備されていることで驚きました。
私自身は独立・起業自体が全てだとは思っていません。でも、どんな人もこうしたいと思う社会やスキルに向かってチャレンジできる社会ではあってほしいし、それを作るのは今の私たちの世代だと思います。もし女性が日本で働きづらいと思うなら、それを今私たちが一歩背伸びすれば、次の世代はもっと働きやすいんではないかと思うんです。
日本って、女の人が「そんなもんだから」って諦めてることが多いけど、本当他の国から見たらえ!?そこ?て思うようなことたくさんだから。
あと、何人かの人から「涙が出た」「パーソナルな話をしてくれてよかった」と言われて、こう言った葛藤についてもオープンに今後は話していこうと思いました。
こんなメッセージも終わってすごく嬉しかったよ!
運営のTaoさん、Sumieさん、Minoriさん、Ruiさんもありがとうございました。
それでは皆さまHave a good day!