私は海外に行って現地の友達と楽しんだり、イベントに登壇している姿をよくブログやインスタ、FBに載せるので、私「コミュ障なんですがコミュニティマネージャーになれますか?」と言う質問をよく受けます。
(写真はこの夏の、イタリアでのWeddingにて)
8月に登壇したイベントBACKSTAGEより
私が思うに、自称コミュ障にはいくつかタイプがある。
1つ目は、一言で言えばシャイ。初めて会った人とベラベラ話したりすぐに友達になったりするのに少し時間がかかるタイプ。
急に大人数の前で「じゃあ1分話して」と言われたときにすらすら口から言葉が出てこない。
2つ目はホントの自分を出せないと悩むタイプ。素の自分はこう思ってるので、口では違うことを言ってしまう。で、後から悩む。別にこれってコミュ障っていわないかもしれないけど、気を使いすぎてない勝手に悩んでる人って結構多い。
3つ目は、人との距離感を取るのが下手のタイプ。例えば会って2回目でも親友のように接してきたり。タメ語でちょっと失礼になることもある。あんまり友達がいないから、結果場数が足りない。そこでそんな話する?みたいなことも起こり得る。
4つ目は、怒りっぽい喧嘩っ早いタイプ。自分が正しいと言い張り、あんまり他の人の意見を聞き入れない。ただこのタイプの人は自信があるから、コミュ障と言う認識は少ないかもしれない。
自称コミュ障にはいくつもあるが、ほとんどの人が「ただのシャイ」だと思う。
本当の意味で「障害」なんて言う言葉は当てはまらない。
そして一番大切なことは、コミニュケーションの得意不得意なんてただ濃淡の差であって誰もが100%何か得意なわけがない。だからコミュ障だからいいとか悪いとかそんな話は今回の論点ではない。
で、本題に戻ってコミュニティマネージャーの人はコミュ障でも大大丈夫か。
結論から言うと、大丈夫。
私は自称コミュ障でマネージャーと言うだという人をたくさん見てきた。
コミュニティマネージャーと言えば大きなイベントで人前で話したり、インフルエンサーと仲良くなったりとかそんな華やかな姿が注目されがちだ。
でもそんなの1ヶ月にトータル10-15時間にも満たない時間。週1イベントやってたってそんなもんでしょ?
ほとんどがそのための戦略を考えたり、準備をしたりする時間なのだ。
だから自称コミュ障のタイプ1でも2でも基本問題ない。
元々ニュースピックスで今はビズリーチでコミュニティマネージャーをしてるモモッキーは、自分のことをコミュ障と言う。
上のタイプで言うと1番、つまりシャイで大人数が苦手。
でも彼女は少人数のサロンを運営し計画し人を乗せると言うその準備の念入りさんには余念がない。
サロンの中で司会懇親会に行ったりして帰ってくるとあいつも何とかだよみたいな感じで距離をあっという間に占めているのがわかる。
大人数が苦手だからといって上でマネージャーが向いてない事は全くない。
Pinterest本社のインターナショナルで務めるYukaさんは私がPinterestに入社したときに半年前に入社していたふたりめの社員だった。
彼女はよく自分のことをギークとか言うけども、それによって何か損をしてる様子は全くない。むしろエクセルや数字が得意な彼女を、私はいつも羨ましく思っていた。(ついでに言えば英語ネイティブであるからこそ本社の情報をくまなく聞き取ることができ、すぐそれを反映できることも羨ましく思っていた。)
コミュニティマネージャーの素質の中に、確かに「誰とでも柔らかくコミュニケーションが取れて、愛されやすい」というのはあると思う。
でも、イベント登壇や、人前で話す事は本当に仕事の一部。
それよりも自分の会社のプロダクトやサービスのことを深く理解しそれが向かっている方向に向かってコミュニティを作っていけるかどうか。そのプランをきちんとできることのほうがずっと大事なのです。
だから、先天的な素質だけではなくて、後天的なマーケティング知識や考え方をちゃんとインストールすれば大丈夫。というのが、私の結論です。
・1-3月の全6回のコミュニティマーケ講座2期生募集
もぜひチェックしてね。それでは!週末は鎌倉に行って来まーす。またね♬