先日 ,キャリアの話 を 、育休中のママさんたちにさせていただきました。
「自分の好きや価値観を発見するワークはやってある、でも育休が終わったらあまりそれが活かせない職場に戻らないといけない」と言う悩みを抱える方が多いとのことで、それに呼応するプレゼンを行いました。運営の方々が素晴らしい事前・当日・事後ワークを作ってくださり、そちらも行いました。
嬉しいことに終了後のアンケートで「神回だった」と言ってくださる方が多く、また「聞きたい」と沢山のメッセージをいただきました。
内容のうちの一部ですが、ブログの記事にしてみました☺️
・理想は更新するもの (このブログ記事)
理想は一度掲げたら達成するまで動くべし、と思っていた
中学受験、大学受験、そしてスポーツ系の部活だった私には、「掲げた目標は揺るがしてはならん」という認識が昔から何故か強くありました。
多くの方がそうなのではないでしょうか。
一度山を決めたら、その山を登りきろう。そのために努力する。小さい時に父から何度も言われた記憶があります。
大人になったらもう少し柔軟になった
でも、キャリアを変更している中で、複数に渡りこの認識を改める機会がありました。
まず1回目。ある方とお話したとき。
それこそ前回理想はネガティブから始まることもある でお話しした、最初の会社をやめて色々彷徨っている時期。いろんな本を読んだり、興味がある人の話を聞きに行ったりしていました。
ある日私が勤めていたメーカー出身で、当時Amazonの事業部長をされている方を Linkedin で見つけました。
何を思ったか私はアポを取り、目黒の雅叙園のAmazonオフィスにドキドキしながらお邪魔したのです。(今思えば、そんな謎のアポをよくお受けしてくださったなと思う。)
そのかたは本当にできるビジネスマンらしい佇まいで、一問一答私の謎の悩みにもズバ!ズババババ!!と答えてくださいました。痛快だった。
最後に、「理想が変わることはどう思われますでしょうか」ということを聴きました。
その人はズバ!と「同じ理想や目標を何年も持ってる方が変だよ」と言いました。私はここで強く納得しました。
そこまで、私は前職の影響から「日本のアパレルを海外展開することに注力したい」と思っていたのですが、なんだかそれだけじゃないみたい、興味は他にもあるみたいと気づいていた頃で、
必ずしも初志貫徹じゃなくて、動いた結果で変わっても良いんだと思えた一言でした。
そして2回目。転職です。
ITベンチャーで働き始めて最初に驚いたのは、何事もぽんぽん変わるんです。目標が変わるは少し言い過ぎだけど、微調整が入るんです。
例えば、チーム全体がドイツに注力してチームの半分を引越そうと言ってたのに、1ヶ月後にはその企画自体がなくなる、とか。
このフォーマットでこれに沿って進める、と言ってたのに1ヶ月後には変わる、とか。
開発から時間がかかる重工業や、街づくりなど長期スパンが当たり前の仕事からすると、驚くほどのスピードで変化していきます。
エンジニアがコードを書き換えられるから、理想は更新して当たり前なのです。
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まとめ
昔の私は、一度人に目標や理想を伝えたら、それを達成する前に変えたら変だと思ってました。
でもよく考えると、動き始めたら具体化したり、あこれ合わない、と言ってたり。
なので理想が変わることは全然おかしくない、むしろ動いている証拠だなと思えるようになりました。
前回と繰り返しますが、何かしら前に向いて動いていれば、失敗もして、合うもの合わないものも見えて、理想はより具体化したり、方向性が少しずつ変わったりします。微調整も、大きくこれ止める!も、両方あります。
でも、それはいいんです!!
ぜひ理想を人に伝えて動き、それが変わった時にはそれも口に出してあげてください。変わったら、それは恥ずかしくなく、動いた証拠なのですから。