大阪からこんにちは!先週末から、関西出張に来ています。
今回の目的の一番は、和歌山の紀州 くちくまの熱中小学校にてお話しすること。
熊野古道の入口にあたるここ ‘口熊野=くちくまの”という場所にある紀州くちくまの熱中小学校は、ビーチで有名な和歌山の白浜から車で15分ほどの、上富田という町にありました。Wifiも繋がらない山奥です!
体力のない妊婦7ヶ月なので、かなり心配しました。夫がついてきてくれることになり、ならばということで娘、そして娘の世話をする実母までついてきてくれることに。久しぶりにオフラインで人前でお話するとので、プレゼンも今回全部Canvaで作り直しました。内容も3分の2は新しい内容。
まずは腹ごしらえ
お蕎麦屋さん「おおみや」で。行ってみたらとても混んでて、毎日オープンしてすぐ予約売り切れになってしまうという人気店。あまり電波も入らない場所にあるのに、食べログも3.56!
さて本番へ。
90分の講演の途中には、何度も皆さんへの質問タイムを作り、そこで横の方、前の方とお話していただきました。そうすることで、コミュニティビルディングを誰か別のことではなく、もう自分も関わっている「自分ごと」として捉えていただきたいと思っています。
元上富田町長から、最近海外から帰国して白浜に住み始めた人たちまで。年代も様々。
今回ありがたかったのが、前日も当日も教頭先生ことプラム食品株式会社の長井会長から「お子さん、前に行ってしまってもいいですから。うちでは、多様性を大事にしてますので、誰も何も言わないですし、暖かく迎えてくれます」と言っていただけました。
娘は私の授業が始まる1時から母とホテルに帰って昼寝の予定でしたが、雨で色々と予定が狂い、結局登壇中も「ママー」と最初と最後に前に来てしまいました。が、本当に言葉通り皆さん優しく迎えてくださり、嬉しかったです。こういう時、トップの言葉って大事だなと思いました。
その後、もう一人の河合先生が授業。河合先生は日銀の高知支店長や海外赴任をされていた経験から、地方の食を海外へどうマーケティングするかのお話を、かなり具体的にされてました。私もメモをとりながら夢中で聴き、90分があっという間というほど面白かったです。
TV取材と放送
当日はいつも以上にカメラがいっぱい。というのTV和歌山でも取材を受けました。
当日のニュース「テレわか」にも5分ほど流れたそうです。見れなかったのが残念!
茶話会でみなさんと交流。大事な時間!
終了後は、皆さんと茶話会で交流タイム。
みなさんからの質問に答えるだけではなく、いろんな感想を聞けました。
「先生の話を聞いてわかりました。今まで無農薬NG、というアンチのコミュニティを作ってしまっていたので、続かなかったんだ!好き、というポジティブな熱量が大事なんだ」。という声を聞けたのは嬉しかったです。
あとはみなさん農業に通じてらっしゃるので「和歌山の上富田の産物は梅、みかんだが、それは農林水産省の食料自給率とは直結しない。嗜好品だからだ」とか「米粉の人気は圧倒的に関東圏の方が高い」とか。「何ヘクタールの土地が今いくらだったのが過去にはこうだ」などいろんなお話を聞けて、本当に面白かったです。
こういう、現地の人々の声を聞けるのが楽しくて、知らないことも学びになるので地方を回らせていただいているのもあり、今後も続けていきたいなと思っています。
対企業さんではなく、個人に対して私ができるのは、「コミュニティを作ってみようかな」と思ってもらう最初の一歩を提示すること。当日もみなさんに言いましたが、「自分のやりたいことでコミュニティを作る」というのは、夢の実現への大きな一歩。だって最初の数人を集めるためには、やりたいことのゴールを明確にして言語化し、共感を経て、人を巻き込まないといけないのですから。
会食
夜ごはんは、福すし さんへ。
この時期しか食べれない特産物「ひとはめ」
旬のわかめのことなのですが普通のわかめと違いしゃぶしゃぶの一品でした。
旬のわかめのことなのですが普通のわかめと一味違い、しゃぶしゃぶにします。
お湯に入れると鮮やかな緑に変身し、ふわーっと磯の香りが広がりました。わかめ独特のねっとり感がなく、シャキッとした歯ごたえ。
この会食でも、お隣に座った人の職業ヒストリーに感激したり、和歌山や白浜、上富田のこと、熱中小学校のことについて詳しく聞いたり。
子供ができてから夜の会食はほぼ行かなくなっていた私ですが、こうやって母と夫が娘をホテルで見てくれていたので、出られました。
改めて、ただ情報を伝える、もらうだけのオンラインだけではなくこうやって一見関係なく見える話もできる時間を取れるのが会食、また出張のいいところだなと感じました。
感謝
くちくまの熱中小学校のみなさん、特に今回4人と大所帯で来た私たちに対しても全く嫌な顔せず、いろんな手配をしてくださった上にTV取材までつけてくださった沖田さん、ありがとうございました!