友人のクリスティとアメリカ留学中に出会った。
久しぶりにあった彼女と6時間くらい過ごした。地元の料理を食べて買い物をしながら、お互いの恋愛、仕事、家族、友達、いろんな話をした。そのなかで、シンガポールの教育の話が面白かった。
小さい頃アメリカに住んでいたクリスティは、今では中学校の英語の先生だ。
シンガポールには160ほどの中学校があり、そのなかでトップ3の学校だという。
I met Christie in the U.S. when we both studied abroad.
While I am in Singapore , she took me to local hawker center and shopping , and we talked a lot about love, friends, foods, family, work. I really enjoyed talking about education with her since she is a teacher.
She teaches English at top3 middle school out of 160+ .
クリスティとシンガポールの風景 (ionタワーの3-6時は展望台が無料!)
シンガポールの学校は、とても競争率が高い。
子供は9歳、16歳、18歳の何度も試験を受け、その度に振り分けられる。エリートコースに行ける子供は小3で決まる。もちろん後からのコースもあるかもしれないけれど。
その厳しい試験をくぐり抜けて、選ばれし物がNUS(National University of Singaporeシンガポールの国立大学)へ進む。
シンガポールは数年前まで、日本と同じように詰め込み教育が普通だった。その結果、「クリエイティブに考えることではなくて、ドキュメント作りや計画通りに行うことが得意な人が増えた」。
だから士業といわれる弁護士、会計士などはできたけれど、いわゆる「クリエイティブ職」は増えなかったそうだ。
だから今、シンガポールは国をあげてそこに対応している。トップ3の中学であるクリスティの学校では、色々な教育実験をしているらしい。
例えば、英語の課題。英語で有名な小説を読んで、その内容からもしこれが映画だったらと想像し、そこから、トレイラー(映画の予告版)を動画で作る。
その際、生徒は本のあらすじを理解することはもちろん、その中で何にフィーチャーするか、何を引きとするかなどクリエイティブに考えることが求められる。
動画の編集能力は評価に関係ない。そのストーリーを見抜き、自分で編集しなおす能力が、問われるのだ。
また別のときは、家族の歴史をインタビューし、そこから教訓をまとめ、プレゼンテーションをする。
このとき、時代別や年代別にするのではなくて、教訓を先に書き、そこから具体的にサポートする事実を学ぶ。結論を先に書き、そのあと具体例を書くといういわゆる論文の書き方を学ぶのだ。
家族の歴史は例えばシンガポーが日本の統制下にあったときのことや、シンガポールが国ではなくて差別されたときのことなど。
英語が公用語とはいえ、家庭では中国語やヒンドゥー語、マレー語の家庭もある。それでも、文法や単語はもう教えない。それを教える必要のない子供達が、トップスクールに集まる。
日本人駐在員で赤ちゃんを持つ友人がシンガポールの幼稚園に見学に言ったとき、その細かい勉強計画に度肝を抜かれたそうだ。
幼稚園のときからこうやって詰め込まれているからこそ、中学校でそこまでの教育ができる。
As you may know, Singaporean school system is very competitive. The big exams are at 9, 16, and 18 (middle school is 4 years, instead of 3 like in Japan)., and it is pretty hard to get in to NUS, National University of Singapore.
Singaporean education was known as knowledge memorization based education. But recently, it has changed.
Especially top school like Christie’s is a good place to do experiment.
Homework she gives at English class is like
1. Read one famous english book, Imagine there is a movie of it, and make a trailer, upload on Youtube.
2. Give a presentation about Lesson from family history, after interviewing family.
Although English is official language in Singapore, at home some families still talk in Malay, Hindu, and Chinese.
But they are required to talk with perfect grammars and vocabularies to get in the top school.
シンガポールの朝ご飯の定番、「コーヒーと生卵」を見せてくれるクリスティ。
クリスティは生徒に繰返し言う。
「物事の詳細を覚えるのは、コンピューターがやってくれる。今はもう、その情報をどう編集して発信するか、の時代です」
2015年のOECD調査によれば、シンガポールは世界一の教育内容をもつ。日本は4位。私たちの父母よりも若いこの国から、学べることがたくさんある。
Christine often say to students:
“You do not have to remember detail ,Computer do it all. Human should be creative enough to edit the information.”
お知らせ
今週8/21(日)のLunchTripシンガポール便、まだ空席がございます。
今回はシンガポールで働く、ことをテーマにして実際シンガポールの現地法人で働いた女性にお話いただきます。ビズリーチさんをお借りします。詳しくはこちら