今日の話は、この夏の個人的な備忘録的な感じで、直接的に皆さんに役立つかわかりません。でも私と価値観が似た方で、短期間でも家族と海外に住みたいと思っている人がいたら、これ読んでから過ごすと充実して過ごせると思います!
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昨日シアトルでの家を出て、一旦我らの2024年夏の章が終わった。あとは1ヶ月弱、シアトルの郊外・ハワイなどで4つのホテルを移動しながら生活し、帰国する予定です。
結婚する前、むしろ付き合う前のデートで、
「私世界中で暮らしたいの」と代官山蔦屋で言い放った私。
それまでアメリカと日本、それに出張と乗り換えであと数カ国しか行ったことなかった夫は、その後世界中の旅に付き合わされている。(ちなみに今では、私よりもすんごいマイレージやホテルのポイントオタクになって旅をリードしてくれている。笑)
そして子供が生まれてからは、日本とアメリカの親に会える2拠点プラスαで生活することを夢見て、それがやっと実現してきた。
夏のシアトルは天気がほんと最高で、自分たちの家も、義父母の家も本当文句がなくて、友達がたくさん出来て、なんか希望が叶っちゃってる、すごい、と自分で思った。
私たちはもちろん、3歳と1歳の子供達も、もう長距離飛行機も慣れた。
私個人はとにかく、それぞれの土地で、良い友達と会えているのが本当に嬉しい。
本当にこの2−3ヶ月たのしかったので、解像度を上げて具体的に何がよかったか、悪かったかをまとめてみます。
毎日の生活の質=住環境+コミュニティが最高だった
私たちのコンドミニアム(日本でいうマンション)はとにかく人も施設も場所も窓から見える景色も最高。そしてとにかく人とのつながりが最高だ。
・毎週のテラスでの親子タイムで子連れの親たちと出会って情報交換
・アイスクリームデーや、大規模なピクニックパーティ、子供の運動イベント。
・個人的な誕生日会に招かれてエルサやムーランが来て大喜び、
・マンション内にあるプールにママ友で一緒にいったりもできる。
このコンドミニアム内だけでも毎日いろんなアクティビティが絶えないし、これは日本のマンションとの違いを大きく感じる。
共通の大きな庭、プールやジム、大きなパーティスペースがいくつもあるなど、スペースが大きいだけじゃなくて、その場所を使って「人と出会えるように」設計されてるのだ。多分、施設だけよくても、私はこんなにこの生活に満足してないと思う。人との出会い、会話は私にとって大事な要素。
(このコミュニティ感は本当にすごくて、これだけでブログ書けそうだ。ある意味、10年前に住んでいたシェアハウス? 家賃が十倍以上違うが。笑)
毎日お出かけが楽しかった
今回はこちらでは保育園に通園させてないので、平日に子連れでママ友たちと、または夫ととにかくお出かけした。ここ最近パッと思い出せるだけでも、下記に行ってる。一つ以外ほぼ歩ける立地なので、かなり気軽だ。
・こどもミュージアム 週2回
・科学ミュージアム 2回
・水族館 2回
・ポップカルチャーミュージアム
・動物園
・シアトルミュージアム
・スペースニードル
それ以外にも、有名なパイクプレイスマーケットに行ったり
毎週友達と図書館のイベントに行ってさらにマンション以外のお友達もたくさん増えたり。
もちろん近所や遠い公園にもいろいろ行ったし、
毎週いろんなカルチャーのお祭りや無料のダンスクラスに行ったり、
近所のカフェに行ったり。
なんか本当にあっという間だったな。
そういえば私の小さい時、私の親も社宅の親たちとよくいろんなところで遊んでいたな。なんか時代と場所を超えて、私も同じことをしてるのかなと思うと、面白い。
毎日、本当に小さな発見の連続だった
私にとってはアメリカは慣れた場所ではあるし、今回私は現地で仕事をしていたわけではないけど、それでもやはり毎日、小さな発見の連続で楽しかった。たとえば
・アメリカ人は道ゆくのことほんと気にしなくて助かる。たとえば、下の娘が不機嫌な時にあやすためにベビーカー押しながら大声でさんぽー♫さんぽー♫と歌ってもて誰も気にしない、むしろ褒めれれる、最高、と思ったり
・食品の袋がなかなか開かない時に「こちらからは誰でも開けてOK」と書いてある日本は最高だなと思ったり
・シアトルダウンタウンにいるといろんな国の友達が自然にできるけど(特にアジア多い、IT都市だから)、郊外にあるグランマグランパの街はほぼ白人で、まじでアジア人一人も見たことないな、とか
・交通とか市の公式表示に必ずスペイン語訳をつけるアメリカ人は優しいよな、日本で中国語や韓国語がついてるのって珍しいな、とか
・シアトルの郊外の人はダウンタウンをめちゃ危ないと思ってて、東京でもそうだけれどみんな自分の住んでいる街が好きで、納得したいんかな とか
・Disney+の広告を見てトレンドを知ったり
・小学校や幼稚園の話をしたり
・道端で人に「ファッション素敵!」と言われると嬉しくて、私自身もすっかりアメリカ人化してて「Nice Jacket!」とか声かけるな、とか。笑
・娘たちの英語や感情表現の伸び。英語は3歳にしてもう抜かれた。前の記事参考。
止まらない。まだまだありまくる。こういう生活の中の小さい発見が、私にとっては面白い。
もちろん、いいことばかりじゃない。
家の管理とか、パッキングしたりとか、税金とか、教育関係とか、仕事関係の調節とか、表面のキラキラだけでいられないこともいっぱいある。
特に荷物の整理。昨日まで、「もうこの前ダンボール箱開いたばっかりなのになんでこんな大変なの?」と思いながら箱詰めしていた。ああもっとミニマリストになりたい。
部屋の細かいところを直した夫はもっともっと大変だったと思う。
また、うちは義父母が上の娘は週2泊もみてくれるというスペシャル対応だったが、平日もずっと2人の活発な幼児と乳児を見るのは楽しくもなかなか体力がいる。
来年夏、娘たちは4歳・2歳になるので、上の娘はおそらく昼寝が完全になくなり、下の娘もすごいスピードで歩くのかと思うと、考えただけで疲れるし白目になるわ。笑
それでも楽しい
私はおめでたい生活で、行く先々を気に入って長く居たくなる性質がある。今回も実は日本を出発前、「もし日本に早く帰ってきたかったらスケジュール早く巻いて帰ってこようか」などと夫と話していた。それが、今度はシアトル生活を伸ばそうかと夫婦で話したほどだった
同じ場所に住んでいたって毎日の発見はたくさんある。でも文化の違いが好きな人には、やはり海外生活は楽しい。小さな不具合も、小さな発見。
そして何より、それぞれの場所でかけがえのない深い会話ができる友達ができるので、私は出来る限りこの暮らし方を続けたい。
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友人がうちに来た時に撮ってくれた何気ない写真。嬉しい!Thanks @mnakai