こんにちは。今週、産後ママが体を休めることを目的とした、産後ケアの施設に2泊3日で宿泊してきました。
ベビーは助産師さんがみてくれて、食べ物はシェフが運んでくれます。しかも、美味しい!!
この食べ物をみて、これが病院で出されと聞いたらおどろきませんか?
This week, I stayed at a postpartum care facility in Tokyo and I was overwhelmed by great food and service!
ベビーは助産師さんがみてくれて、食べ物はシェフが運んでくれます。しかも、美味しい!!
I’m staying at a postpartum care facility and I’m overwhelmed by great food and service! Wow.
Although the room is small, I’m so relaxed with midwife’s help with the baby, massages, and mostly incredible foods!
Tokyo has this cool postpartum service, and guess what? you only have to pay 45 USD for staying one night.
Would you like to try it?
そもそも産後ケア事業って?
「産後のママとベビーが疲労回復のための休養をとったり、授乳や育児・お子さんの発育について助産師等に相談できる事業」です。
出産は、全治1ヶ月分の交通事故に匹敵すると言われますよね。その後も夜間授乳、そして1日に8−14回の授乳とおむつ替えだけで、毎日があっという間に過ぎていく日々。だからこういうのとても嬉しい。
ちなみにこれ、改正母子保健法として厚生労働省の施策だそうです。なので、日本全国で実施されてるみたい。
産後ケアと一言で言っても、1)施設日帰り型、2)施設宿泊型、3)助産師さんが家に訪問型があります。
私は退院後翌日、おっぱいが痛く熱く重く固くなってピンチ!という時に3)の助産師さんに電話し当日来てもらい助かりました。そして今回2)で宿泊型を体験しました。
3日間のスケジュール
1日目 10時入室。12時にランチ、14時おやつ、18時ディナー。
16時ごろから骨盤ケアマッサージ。い、痛い!
夜は、久しぶりに親友と2時間もオンラインでおしゃべりしながら、美味しく夕飯をいただきました。
2日目 8時朝食、12時にランチ、14時おやつ、18時ディナー。
その間に、11時に乳房マッサージ、16時にリンパマッサージ。
3日目 8時朝食、10時ニューボーンフォト撮影(自己撮影、グッズ借りました) 11時 乳房チェック 12時退院
スケジュールは、あってないようなもの。
何より「母親の休息」が求められているので、母親次第です。
基本は部屋でゆっくりしつつ、助産師さんがみてくれます。
私は、出産で腰が広がったあと、夜寝たり起き上がる時に左腰が痛くなってしまったので(なんか腰痛っていうと年齢感じるけど笑、産後あるあるだそうだ)骨盤マッサージを事前から予約してました。
助産師さんたち、本当に優しい・・・
もちろん出産した愛育病院の助産師さんも皆優秀かつ優しいですが、別に産後ケア事業ではなくて産後の普通の入院なので、基本は全部赤ちゃんの世話も自分の体のことも自分でするのが当たり前でした。
今回は「ママを休めること」が全員の認識になってるので、例えばお水を取りに行くとかさえ、「やりますよ!」と言ってくれるような温かさ。
食べ物とか施設とかそういうのだけじゃない、身体を大事にしてねを全力で感じるわけです。
産後ケア事業、実は利用率がめちゃ低くて勿体無い!
びっくりする事実が。せっかくの産後ケア事業なのに、利用率が劇低い!
2020年度の産後ケアの利用者数は、宿泊型が8107人(日本の年間出生数の0.88%)、デイサービス個別型が13132人(1.42%)、デイサービス集団型が1513人(0.16%)にとどまり、日本ではまだ産後ケア事業の利用がほとんど浸透していない
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7b9fa7e3fb5c965a958651267db934602a3ca1bf
上記の記事にも書いてありますが、問題はその予約方法。オンライン申請を受け付ける自治体はなんと全国で4つだけ(2020年時点)!つまり紙で事前から申請する必要があります。これまた時間がかかり、面倒なのです。
申請の仕方 (大事だよ!)
自治体の助成のおかげで、ほとんどの場所一泊二日3食付き6000-8000円で利用ができますが(神)、産前に事前申請が必要です。
産前:
区や市のウェブサイトからDLして印刷→記入→郵送→返送されてきた産後ケア承認番号を手元に、各産後ケア施設・病院に電話。そして、「その病院で出産する予定ではないが、産後ケア事業を利用できるか」 を確認。
産後:
もう一度電話して予約。産後ケアは1日に数枠しかなく、曜日により受け入れしてないところも。
私の住む自治体では8ほどの産後ケア施設がリストアップされていましたが私自身は別病院で出産したため、受け入れてくれそうなのは2つだけでした。そしてそれらも、8月中はもういっぱい、とのこと。
それで産後3週間経った9月にきた、というわけです。
まとめ
うちは産後、実母がほぼ毎日家事をしてくれてるし、夫も育児も家事もしてくれるので、正直そこまで「ケアをめちゃ必要としている母体」かと言われると・・・もっと必要な人もいるかな、と思います。
だから今回、行っていいのかな?という気持ちは少しありました。
それでも長女の世話や少しの家事で、無意識にやはり家の中で動いてしまう。正直、この1ヶ月、日中布団に横になってる時間はあまりなかった。それに、夫や母にも負担もかけているなあとも思ってました。
なのでこうやって、施設に来て強制的に休むのって、すごく意味があるなと思いました。(まあ、こうやってブログ書いたりしちゃってるんだけどね!笑 それも、家だとなかなかできないので。)
また知っておくべき点としては、どの病院も、お産が重なったりすると、産後ケアの赤ちゃんは夜中見てもらえないこともあります。納得ですよね。
うちのベビは基本的に今のところすごく良く寝てくれるので、母子同室でも助産師さんに預かってもらってもどちらでも大丈夫。それでも、家のことから一旦離れベッドに1日いて、助産師さんにオムツかえや沐浴などもしてもらえて、育児や母乳など身体のことなんでも相談できるのはとてもありがたかったです。
なので、これから出産する妊婦さんやそのお友達家族の皆さん、ぜひ自治体の産後ケアページを今すぐ調べて!
私は今回、一日中長女と夫に会えないのは寂しかったので、次は日帰り型で利用するかな、と思います。残念ながら、この施設はもう人気で産後ケア枠が空いていないそうなので、別の施設をトライしてみたいな!