1月上旬、東京都目黒区にある雅叙園ホテル東京に泊まって来ました!
ホテル雅叙園東京とは
ホテル雅叙園東京の特徴は、なんといっても豪華絢爛な装飾です。館内には、日本画や洋画、浮世絵など、さまざまなジャンルの絵画が飾られており、壁や天井には金箔や銀箔、螺鈿など、さまざまな装飾が施されています。
お部屋は、6階から8階の60室とあまり多くありません。
というのもこのホテル、もとは結婚式場・宴会場がメイン。23もある宴会場は本当に雅で美しいんです。
創業者が、料理の味だけでなく、お客様に殿様気分で楽しんでもらいたいと考え、当時の著名な画家たちを招き、館内の装飾を施したそうです。
1時チェックイン
エレベーターも螺鈿で美しい。
チェックインは8階。椅子に座ってゆったりできます。各階にコンシェルジェがいるのも流石のラグジュアリー感です。
ラウンジの利用などの説明を受けられます。
お部屋の様子 Japanese Modern
2017年3月に客室を全室リニューアルされたこのホテル。客室はほぼ全室を80平方メートル以上のスイートルーム仕様。私たちのお部屋にはツインベッドルームと繋がって、小上がりがありました。
コンセプトは「和敬清心」。茶道のわびさびに代表される精神性を意識した内装、ということでしたが、確かに1Fや宴会場の雅な内装と比べるとかなり落ち着いています。
全室60部屋、お風呂にはジェットバス、スチームサウナもついていて、まさに訪日客対応という感じ。部屋によっては檜風呂もあるそう!
2時からラウンジでのアフタヌーンティ
全てが美味しい。小さい一口サイズになっている。パンドラでおすすめのグルメバーガー2500円が小さくなっていたり、マカロンがあったり。この美しいチョコも、なんと一粒600円もするんです
伊万里焼や有田焼など美しい焼き物でコーヒーやお茶がいただけるのも嬉しい。
ガラ空きで、スタッフのかたが娘たちの様子をよく見てくれたのも助かりました。
すぐ下には目黒川が見えます。
デザートも全て美味しかった。このチョコが、一回のkanade terraceにも売ってて、5つで3000円だった!高い・・・
3時から館内や滝の散歩
館内には鯉が泳いでいます。なんて雅!そして、滝!
目黒の真ん中にこのような滝があるとは、まさか滝の裏に行けるとは。本当にどんぐりも落ちてたし、紅葉もまだあって、小京都に来たような気持ち。滝の裏から景色を眺めるのは、さながら「清水寺」のような気分?2歳の娘も、恵比寿時代の友達とたくさん遊べてカラフルな鯉も見れて楽しかった様子。
お部屋でまったり
そのあとは部屋でのんびり。全室スイートのこのホテル、小上がりがあると、こうやってお部屋に人を呼べるからいいね。
6時からラウンジでのディナー
和食がたくさんで、一つ一つが美味しい!
白子ポン酢なんていつぶりに食べたんだろう。チーズ味噌も、しらすも、お魚も。
ノンアルコールドリンクがたくさんあるのもとても嬉しい。私は、富士・桜・杏と3種類も楽しみました。
途中、泣き出してしまった5か月の娘をあやしていたら、「ライブラリーを授乳室として使っていいですよ」と小声で言ってくださり、私のお気に入りである九谷焼のカップにノンカフェインコーヒーを淹れて出してくださいました。
こういう心遣いって本当にありがたいですよね!
Cocktail Time
夜はお部屋でお風呂に入り、子どもたちが寝ついた9時半に、夫と交代でいっぱいずつラウンジに飲みに行きました。
授乳直後だったので、シャンパンを数口。夫がラストオーダーの9時半ギリギリに注文しておいてくれて、バトンタッチ。
バーなんて全然来れないから、たった10分でもおしゃれな空間でシャンパンを飲めたのが嬉しかった!
翌日
7時からkanade terraceでの朝食ビュッフェ:和食が最高、BBQやリブも
1階の滝が見える席に案内してもらい、朝食ビュッフェの始まり!
最近外資系ホテルに泊まることが多い私としては、和食がメインで嬉しい。
一つ一つが小鉢に入っているのでパッと取りやすいのも子連れには助かる。
特に美味しかったのが茶碗蒸し、あさり汁、煮込みハンバーグ、オニオンスープ、BBQポーク。
ここ、そういえば昼と夜はNew American Grillなのです。なので、このBBQポークやリブも本格的で本当に美味しかった。一口サイズに切って出してくれるのも嬉しいです。
本当に何度でもお代わりしたいほどに美味しかった。
素敵なソファ席。目の前には滝が。
魚もその場でシェフが焼いてくれる。
9時からアートツアー
宿泊者限定の館内アートツアー。これがこのホテル宿泊のメインと言っていいほど、圧巻だった!!
特別に、式場や神殿、宴会場、またレストランの個室にも入れます。
アートの連続!
11時から百段階段
百段階段とは、東京都目黒区にあるホテル雅叙園東京の宴会場です。1935年に建てられ、2001年に国の登録有形文化財、2009年に東京都指定有形文化財に指定されました。
階段の長さは99段あり、7つの部屋をつなぐように配置されています。それぞれの部屋には、当時の著名な画家たちが描いた絵画が飾られており、日本画、洋画、浮世絵など、さまざまなジャンルの絵画を楽しむことができます。
また、階段の壁や天井には、金箔や銀箔、螺鈿など、さまざまな装飾が施されており、豪華絢爛な雰囲気が漂っています。
百段階段は、日本の伝統的な美を体現した空間として、多くの人々に愛されています。
こちらは、1500円で外部の人も入れるので有名かな。宿泊者は半額チケットをもらえます。
近所の友人が来てくれて一緒にまわりました。2歳にとって百段の階段は長いかなと思ったけれど、途中の7つの部屋があるのであっという間。もう階段終わり?という感じでした。
12時過ぎからカフェでパンドラで友人とカフェ
5か月の娘と2歳の娘も参加して女子会しました。名物のグルメバーガーをいただきました。よく考えれば、その前の日のラウンジでも昼と夜食べてるからこの時点で3回目だったw
14時チェックアウト
そして目黒から友人の家によって帰りました。
ここで、ホテル雅叙園東京の歴史
ホテル雅叙園東京の前身は、1928年の「芝浦雅叙園」。石川県出身の細川力蔵が、当時流行していた北京料理を提供する料亭としてスタート。
1931年に「目黒雅叙園」として移転・改装し、大正ロマンを代表する建築物として有名になったそうです。
その後、バブル期に事件があり、2014年度に経常赤字に陥りましたが、2017年度には売上高96.9億円、経常利益4.7億円と黒字化を達成。
2017年のリノベーション以降、宿泊部門のメインターゲットを訪日客に設定しています。そのため、ホテル名から「目黒」を取り、「東京」に変えたのも、外国人客を意識してのこと。近所に住んでいた私のイメージも、まさにこの「訪日外国人を意識したホテル」でした。
お得に泊まるには
ホテル雅叙園東京は2017年9月には「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)」に加盟しています。*SLHとは、世界80カ国520軒の独立系ホテルで構成されるホテルグループで、高級感のある個性的なホテルであることが加盟条件
私たちも実は、このSLHを通してホテルを予約しました。ハイアット系列と連携してるので、お代をそのまま払うよりも、ハイアットポイントでお得に泊まることができたんです。
*ハイアット系列のホテルにお得に泊まる方法はこちらの記事で書きましたのでよかったら!
個人的な感想
夫曰く、「我らがいままで泊まってきた中では最高ランクに近いホテル」ということでしたが、その名の通り、内装・サービス・場所・そして食事と全てにおいてラグジュアリーを感じられるホテルでした。
最近外資系ホテルばかりだったので、また旅館に泊まりたいなあと考えていた私にとっても、和洋折衷で旅館を感じさせるところも多く、嬉しかったです。
とにかくご飯がおいしかった。ラウンジフードも朝食も、和食が美味しくてもう一度食べに行きたいです。
・・・
また私は以前このホテルの近所である恵比寿に住んでいたので、目黒川ランニングがてら、このホテルに入って歩いて休憩したり、
またホテルのカフェで友人とお茶をしたりしてました。
でも今回、宿泊するのは初めて!しかも子供が2人。
恵比寿時代のお友達とはみんな今も仲良しなので、気軽に会える距離なのも嬉しかったです。
当時のように、荷物なしで身軽に気分でランニング!ということはできなくなった、小さい二児の母ですが、当時とはまた別の幸せを噛み締めることができる一泊経験でした。
Photo Credit: Hiroshi Paul Nagano