私はなるべく、月に一度は実家に帰るようにしています。
いつもLINEでやりとりしてるので、あまり遠くは感じないのだけど、家族はやっぱり私の癒しで原点です。
父は、あんまり言葉が多くないんだけど、もう家まで10分のところまできてるのに、少しの雨でも車で迎えに来てくれる。
帰りは、余程の事が無い限り、最寄の駅ではなく、わたしの今の家まで1時間かけて車で送ってくれる。
翌日も仕事だから往復2時間もかけて運転しなくてもいいよ、電車で帰るから、と言っても、聞かない。
母は、わたしが帰ると大きな笑顔で大きな声で、ほんとに嬉しそうに”あみちゃんお帰りー!!!”といってくれる。
(ちなみに、母に「ちゃん」付けされるのは、機嫌のいい時だけ。)
大抵、私の大好きなトマトと、お刺身と、いろんな料理を用意してくれてる。
いろんな料理、というのは文字通りいろんな料理。
母がカンボジアから帰ってきた時はカンボジアのココナッツミルク煮があるし、昨日は韓国のスープ、スンドゥブがメニューに組まれてた。
おつまみも、ヨーロッパから兄弟が帰ればチーズが並ぶし、私のイベリコ豚ハムが並ぶこともあるし、本当いろいろ。
でも母が作ると奇抜じゃなくて美味しい。保守的な父も、特に変だと思わずばくばく食べてる。笑
それで、家族で母の美味しい料理をたらふく食べながら、
最近の起きたことについて話す。
大抵、誰かが旅行なり出張なりで海外や国内にいってきているので、その話をしながら。
時には、写真をテレビに映し出しながら話す。
この先進すぎる(?)食卓を囲んで
たので、私にとってはLunchTripは珍しくなかった。
(今でも、母には”あれの何が珍しくて取材されるのか”とよく聞かれる。)
誰かの誕生日の時はケーキにロウソクをつけて歌って消して、
プレゼントに笑う。
かなり昔のドラえもんを見たり、夏なら野球みたり、昔の兄弟おバカビデオを見たりする。
いつも何故か凄く早く眠くなって、
12時くらいにはベッドに入る。
実家は今の家と比べてすごく閑静で緑の多い中にあるからか、
お風呂が良いのか、
すごくよく眠れる。
これがいつもの私の実家パターン。
大抵アホなことしか話していなくて、
食卓で笑っては行けない、というようなルールはない。
もちろん、思春期の頃はよく父母と戦い、兄弟で戦った。
でも、ご飯いらない!といってもお腹が空くので、ご飯の時だけは食卓についていた。
実家を出て、偶に帰る今は、心配させたくなくて悪いことを言わない。
正確には、言えない。
仕事がうまくいかなかった時も、
恋だの愛だのがうまく行ってない時も、
相談しようかな?と思うんだけど、
心配させても仕方ないなあ、と思う。
そういえば今月頭、新しくなったPinterestオフィスに、母と、わたしの幼馴染のお母さん(今では母の親友)が2人で遊びにきた。
幼馴染のお母さん、20年以上知ってる仲。
“あみちゃん、こんな環境で働いて…本当良かったわね、お母さん心配してたのよっ!”とばしっと肩を叩かれ、やっぱりフリーランス時代は親に心配かけてたんだなあと思った。
これからも、心配かけるかもしれない。ごめんね、お母さん。
でも、お母さんとお父さんみたいに幸せになりますので。満点にはならないと思いますが、もう少し、待っててね。
この前たまたまつけたTVの番組で、食育に悩む若いお母さんの話があった。
野菜嫌いな子供に栄養のために食べさせようと、一生懸命なお母さん。
ママの苦痛な顔を見て、さらに食べることに慎重になり、イヤイヤと首を振る3歳のお子さん。
食卓アドバイザーは、
“一旦栄養を気にせず、お母さんはお母さんの好きなものをただ食べてください。お子さんにはお子さんの好きなものを食べさせてください”という。
自分の好物のハヤシライスと、息子の好きな唐揚げを作るお母さん。
それを食べる親子の顔に、やっと笑顔が見えた。
ちなみに、私は好き嫌いが殆どありません。
あえて言うなら蒲鉾は苦手。
それどころか食いしん坊で、男の子より食べることも。
“君の食べっぷりが好きだ”と言われたこと、多々(褒められてるのか?!?)。
これも、実家の食卓パワーでしょうか。