わたしは小さい時千葉の船橋に住んでいたので、
何かあればディズニーランドに行きたい、とおねだりする子供だった。
ただ時が経ち大学生になり、留学中や在籍した大学の講義にて
ウォルトディズニーがプロパガンダとしてキャラクターを利用し第二次世界大戦を後押ししていた映像をみたり、
有色人種への差別的な発言や描き方等、社内の待遇などさまざまな[夢の裏]を学んだ。
ウォルトディズニーがプロパガンダとしてキャラクターを利用し第二次世界大戦を後押ししていた映像をみたり、
有色人種への差別的な発言や描き方等、社内の待遇などさまざまな[夢の裏]を学んだ。
そして同時に、アメリカに滞在してヨーロッパに行く事で、ディズニー映画に出てくるものの原風景を見た。
上記の差別については、海外では多くの人が認識していて、同年代でディズニーランドに夢を抱く人はいなかった。10歳年下の子に、日本人はルイヴィトンの鞄にミニーを付けているからすぐわかる、と言われたのもなんだかショックだった。
上記の差別については、海外では多くの人が認識していて、同年代でディズニーランドに夢を抱く人はいなかった。10歳年下の子に、日本人はルイヴィトンの鞄にミニーを付けているからすぐわかる、と言われたのもなんだかショックだった。
だからディズニーランドに23,24の時行った際、
子供の頃、夢のように見えていたものは全てちゃちい飾りに見えた。
感動が減っていたのだ。
感動が減っていたのだ。
「外国を知ってしまった私には外国風イミテーションは不要だわ」
生意気にもそう思った。
以前はあんなに感動したミッキー・ミニーのショーも、少し覚めた目線で見てしまっていた。
ああ、なんて可愛くない女子。。(笑)!!
そしてもう女子と呼ぶにも怪しくなってしまったアラサーは今月頭、
久々にディズニーに行く機会に恵まれた。
そして・・・
ええ、それはそれは楽しかった!!!!!!!!
というと変かもしれないけれど、わたしの思い込みよりもディズニーは全然ちゃちくなかった。
普通にミッキーミニーに手を振り、パレードで喜び、
可愛いグッズにキャッキャする。
ランド内を見回すと、世界中の踊り、食事、洋服を一つの場所で表現し、また一つ一つを大げさにしていたとしてもかなり鮮明に再現している事がわかった。
本当に緻密に作られている色んな風景から、文化や時代背景を逆算することが出来る!
それは、わたしにとって新たなディズニーの楽しみ方だった。
例えばポリネシアンパラダイスというレストランでは、見てすぐあれはタヒチの踊りだ、あれはハワイのだとわかるプロダンサーのショーがみえる。
例えばショー「ミニーオンミニー」ではラテンアメリカのダンスが数種類行なわれ、
曲がスペイン語で唄われている。
サンバ、カポエラなど衣装やスポーツごとに衣装も併せてあり、とても楽しめる事がわかった。
例えばカリブの海賊の衣装と家の造りを見て、
17-18世紀のイギリスをイメージしていることを想像する事が出来た。
17-18世紀のイギリスをイメージしていることを想像する事が出来た。
建築様式はあまりわからないけれど、中に飾ってある絵から、イギリスじゃないかと想像できた。
(アメリカ人って本当に海賊が好きだなーと思う。
海賊ってなんでいつも酔ってるイメージ?イギリス人がなんでカリブ海に町を作ってるの?など、まだ調べなくてはいけない事が沢山あるけれど・・・)
もちろんやはり、気になる点もあった。
ジャングルクルーズにて「原住民が攻めてきます、気をつけろー!」
「インディアンです、とって食べられないように気をつけて」
などいくつか人種差別的にこのままでいいのか?と思う発言もあった。
野生という流れでアマゾンからアジアに行く流れはとても雑だと思ったし、
その多くがタイやカンボジアのアンコールワットやアユタヤのものだったが、
国も混ざっていて、個人的には「野蛮な遺跡」というくくりに感じた。
ディズニーは白人主義だといわれているし、
実際有色人種は要職につけないなど、差別的な待遇をすることも多かったという。
それでも、細部までこだわって作ってあるので、
片端と片端を見てそれを知って時代背景&を推測するのはすごく楽しい。
また、今居るタイではアユタヤのイミテーションではなく本物を楽しむ事ができた。
アメリカの目を通した世界としてエンターテイメントとしてディズニーを楽しむのもありだし、知識と破片をかけあわせて想像するのもいいかもしれない。
ちょっとした風景にも意図があり、それを楽しんだり
なにより一流のダンサー達のエンターテイメントを純粋に楽しめるのがいいな、と思った。
今回は前には興味がなかったカヌーやいかだ等、今までと違うアクティビティも発見して、本当に楽しかった。
小さい時に大好きだったエレクトリカルパレード。
今回も大感動しちゃった!
結局理屈ではなく、この「また来たい!」と強く思ってしまったこと自体が、
ディズニーエンターテイメント性の勝ち、ですね。
前までこういうお話をすると日本女性としてなんとなく可愛くないかな、と思っていたけれど
もう「無知で可愛い」は通用しないアラサーなお年頃。
ということで思い切って書いてしまいました。
(実はこのエントリー、何度も書き直しているのです。!)
知識を得ること、知ろうとする事は大事。
でも、そこからプラスの感情をたくさん生む事ができる場なら、ただ否定するだけなのは勿体ない。
それに、新たな楽しみ方を発見!
あー、楽しかった。また行きたい♥!笑