5/20夜に、「個人でコミュニティマーケティングでお仕事をしていきます宣言」をして,その後 「独立を決断するまで」ブログを投稿してから、沢山ご連絡をいただきとても嬉しいです。ありがとうございます。「まずはご飯いきましょう!」も寂しがりやとしては嬉しいんですが、具体的な用件もあわせてご連絡いただいたほうが、より返信が早くなります。お手数おかけしますし、調子のってんじゃねーって感じで大変恐縮で、すみません。どうぞよろしくお願いします!
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さて先週、友人が主催するCommunity Manager’s Communityのイベントにお邪魔してきましたので、自分の経験やコメントも挟みながらレポします。(ここでは経験としてLunchTripについて書きます・・・Pinterestのコミュニティやその他のコミュニティ活動については別で!)
イベントタイトルは「コミュニティを長く続ける方法」。最長コミュニティは5年でした。(わたしが主催する食で異文化理解するコミュニティLunchTripは継続10年、もう長老の域だなこりゃ)
複数人の登壇者が15分ほど自分の運営するコミュニティを紹介という流れでしたが、これからコミュニティ運営する人にも役立つように、わたし個人として面白かった内容で勝手にテーマを決め、書いていきます。
コミュニティメンバーにちょうどいい価格を見極めるには?
一人めは、ライティングを学び合う人たちが磨き合うオンライン/オフライン「sentence」を運営するモリジュンヤさん。
センテンスはコミュニティのタイプで言うと「本業付属型」で、本業である編集プロダクションの会社が運用しているコミュニティです。
LunchTripのCrew。どんどん新しい人が増えて嬉しい!
コミュニティメンバー同士がトラブルになったら?
二人めは、武蔵小杉で読書会「こすぎナイトキャンパス」。
武蔵小杉を活発にする活動をたくさん行われている保崎さんの、「地域密着型」コミュニティです。
過去の苦労話として「参加者同士のトラブル」ということを上げていたのが興味深かった。というか、これ、どのコミュニティにもある話だからな。
参加者(一度きりではなく、コミュニティメンバーとして複数参加してくれている)同士がトラブルになると、当人同士だけではなく、回りにも深く影響するというのは、世の常です。行間、また空気を読めすぎる日本人ですから、尚更その傾向が強いです。
変な人、コミュニティに会わない人が来たら「塩対応する」と断言したのも、この保崎さん。本人は荒らしているつもりではなくても、全く意にそぐわないことを言い続ける人がいたら、発言権自体を渡さないとのことです。
こちら、少人数の読書会で、保崎さん自身が読む人、発言するひとをあてていくスタイルなので「塩対応」が効きます
もし大人数で、メンバー同士が多方向に話すようなシーンが多い場合は、コミュニティに参加する時点で理解をしていただき、「塩対応」したくなるひとが来ることを防ぐくことをお勧めします。(というか、LunchTripにはそこまで塩対応したくなるひとが来ることがないのですが、多分LunchTripに来るための搭乗登録がめんどいからだと思われますw)
「マツコの知らない世界」出演に狙いを定め、タイミングのいいソーシャル活用で大爆発
3人めは、「日本グミ協会」を主催する武者さん。
協会、といっているが別にこれは登録をしているでもなんでもない、Twitterハッシュタグに#日本グミ協会 とつけたらもうそれだけで協会メンバーになる、という。
彼の話は、他の二つのコミュニティとは全然種類が違った。
とにかくグミが大好きだから、毎日Twitterに「#日本グミ協会」とつけてグミ写真をアップ。それにフォローやリプしてくるひとだけじゃなく、勝手にそのハッシュタグを使ってるひとみなに、「ありがとうございます」としてフォロー&フォローバックを繰り返す。
そのうち勝手に「日本グミ協会正会員」と名乗るひとや、「日本グミ会員 関西支部長」というひとが現れるが、別に勝手にやらせておく。Twitterのプロフィールにはったり、芸能人が勝手にその会員と名乗っても、むしろ大喜び!
そのうち、地方にも拡散。地域ごとにグミを食べるパーティが発足!(もちろん、赤字経営なので新幹線代も全て自腹でいく。笑)
そして、ついには、人気TV番組「マツコの知らない世界」に出演し、グミの魅力を語るカタル。これが、彼の最初からの狙いであったというから驚きました。もちろん、放送後にはツイート数は最大に(想定済だそうw)。
ロゴや、Tシャツなどのグッズも自腹で早々に作り、そこには「Remember 2016.4.x」とマツコの〜の放送日を書いているw。 誇りすぎでおちゃめですよねw
今ではお菓子企業との協業はもちろん、グミを作るお菓子メーカーを4社集めて毎月[GUMMIT]を開催しているという。後者、ほんとに協会っぽくてすごい!
コミュニティタイプでいえば、、なんだろう。「メーカー型コミュニティ」に近いのかな。ただ一品のファンとかではなく、みんながヤンヤと盛り上げっているところ、Twitterのハッシュタグの数をトラッキングして冷静に分析してる。。。おもしろい笑
本職は全く別みたいです。
お話を聞いてて、これは「コミュニティというよりブランドマーケティングじゃないの?」と思う動きだなとおもったら、でしたが、実際、元スターバックスでブランドマーケティングを担当していたとのこと。
確かに、スタバって別にコーヒー豆でみたらスーパースターじゃない。でも、ブランディングで皆が「いきたい」と思わせる場所にしてる。それが、原動力というか根底の経験のようです。
一見、これってコミュニティ運営なの?(笑)と思ってしまいましたが、彼の言葉を借りれば、「メンバーの承認欲求を満たしている」。確かに、会員とか支部長とか気軽に名乗ってみたい人は多いし、そこから地方のパーティの主催をしてもらえればとても助かりますよね。
また、グミがあるだけではパーティもつまらないから、きちんとコンテンツを考える、とおっしゃっていたのも印象的でした。
理想のコミュニティ運営は?
3者とも、「自分がいなくてもまわること」と返答していました。
わたしも、Completely Agree 完全同意。自分がいなくても勝手に「ここの人たち面白い」「このリソース利用してこれやろうぜ」みたいに思ってくれたら、物事はうまく回る。
まあこれはビジネス型でも、地域型でも、メンバーが主体となっていて、その周りの人をつれてくるくらいになったら一番うまくいきますよね。
ふう、だいぶ長くなってきたので、ここでもう終わりにします^^
コミュニティマーケティング勉強会、私も去年8月に一度開催したんだけれど、それ以降adidasで忙しすぎてできなかった・・・!その間半年の間に、二つくらい巨大な人数でのミートアップができていて、びっくり。笑
そのときは、Anyca(エニカ:おしゃれ車の個人間レンタル)のお話を2時間くらいみなでディスカッションしながらやりました。
少数精鋭で双方向、もう少し一社一社を深く掘るかたちの勉強会をまたやろうかな。時間があれば。と思っています。