オーディエンスは120名くらいの方で、その大半がコミュニティ関連のお仕事をすでにしている方です。
当日は登壇者が6名いて、その業界も、お話の内容も結構様々でした。
プレゼンのテーマは「コミュニティあるある話」で統一されていたとしても、ベンチャーやITの会社の方は、そのツールをどう勝手に広げて行くコミュニティをどう作ってきたか、という話、ナショナルブランドの大手メーカーさんは、ブロガーを使ったアンバサダーマーケティングを上司に認めてもらうのがどれだけ大変だったか、というお話をされていました。
ここで改めて感じたのは、コミュニティマーケティングという言葉自体の定義が全然会社によって違うんだなということ。
(そういえば、私が以前に働いていたadidasでいうコミュニティマネージャーは、SNSを運営する人のことを指していました。IT企業でいうコミュニティマネージャーと全然違う)
私にとっては、やはり自分のバックグラウンドに近いIT系の話が面白かった。
スマレジさんがコミュニティ作りに奮闘している話や
Kintonさんのコミュニティが全国に広がっている話
そこで発見した、コミュニティを手離れさせて自走させて行くためのお話。
そのほか、リクルートさんがリサーチコミュニティを作っているお話なども、面白かったです。
今回の学び。
スタートアップにとっての悩みは、「予算少ない中でユーザー同士のコミュニティをどう自走させるか」で、大企業にとっては「コミュニティ施作という新しい方法を、上司や役員にどう納得させるか」だということ。
というのも、ナショナルメーカーブランドさんのお話は、1)コミュニティ施作を上司に説得すること自体が一番大変で悩むところ。 2)コミュニティマーケ=インフルエンサーマーケと捉えていて、既存の広告と比較しても引けを取らないほど予算をたくさん使う。ということだった。
スタートアップにとってコミュニティ政策は、予算が少なくても展開できる「社外人海戦術 自走版」だったりするんだけれど、ナショナルブランドとっては違うんだなと。お金があるからこその悩みかもしれない。
(広告とコミュニティマーケティングとの違いはこちらに以前書きました)
最後もいろんな方とお話できて楽しかった。
お誘いいただいた主催の小島さん、そして聞いてくださったCMCの参加者の皆さん、ありがとうございました!