EU=ヨーロッパ連合に、スイスは加盟していない。
だからユーロじゃなくて、今でもスイスフランを使っている。
正直通貨が別なのは旅行者にとってはめんどくさいんだけれど、今ならなぜそうしたかがわかる。
1.「自分たちの方が圧倒的にお金持ちだから」
2.「特急の個人主義だから」
まず1. スイスにはUBSやスイス証券、そしてOMEGAやROLEXを始め私も知らない超のつく高級時計の会社が揃っている。
「スイスクオリティ」と呼ばれることは、わたしたちが「ジャパンクオリティ」に持っている誇りに近い。品質が高いから、他国からの信用も物凄く高い。
だからこそ、EUに加盟することで所得の低い国に足をひっぱられるのがいやなんだと思う。
そして2. 私の感覚値ではあるけれど、ゲルマンの国(ドイツ、オーストリア、北欧、そしてスイスジャーマン)は基本的に個人主義で、全体を考えるよりも個人として合理的な方を選ぶ。
だからEUに入るなんて別にメリットはない。
そして実際ヨーロッパ1の所得を保ち、また国内格差もあまり開いていない。
そして実際、スイスには沢山の人がドイツから出稼ぎにきてる。
特に、ドイツ/フランスの国境の街があり、1日で3カ国回ることも可能な都市バーゼルには、
毎朝ドイツからバスでスイスに稼ぎにくる人がいるらしい。ドイツの方が住むのに安いから。
(バーゼルはチューリッヒから1時間くらいで、ライン川を中心にした美しい都市。
私ここの都市大好き。ほんとにきれいで、ゆったりしてるんだよね。)
そりゃ、スイスは最低賃金時給2500円。バスで来れるなら来たくなるよね。
ここスイスではホームレスを見たことない。
外国人を安く使ってその国の人が安定したお給料、というわけではなく、ほんとにスイス人皆が豊かで、冨を分配している。
だからこそ、そのスイス人になりたくても壁は厚く、用意に国籍は取れないそうだ。
マクドナルド1000円、少し高めのカフェでデリをお腹いっぱいとってスムージーをつけたら3000円、ディナーは一皿3000円から。
朝9時からショップがあき、19時には全てが閉まる生活からは、なんか大人の余裕を感じる。