こんにちは、自身も家族で旅行する訪日通訳案内士、Amiです。
9月にアメリカ3か月間から帰国した後、先月は沖縄に1週間、今月は伊豆に行ってきました。
普段は外資系ホテルに泊まることが多い我ら家族ですが、今回は私自身が「日本らしい旅館に泊まりたい」と思い、Geminiに相談。伊東温泉の老舗旅館 「陽気館(ようきかん)」 に、子どもを連れて泊まってきました。
Although our family usually stays at Western-style hotels, this time I wanted my kids to experience a real Japanese ryokan.
We chose Yokikan, a historic inn founded in 1910. Located just five minutes from Ito Station, it sits quietly on a hill.
The staff welcomed us so warmly that it felt like visiting distant relatives.

静かな高台にある老舗旅館 A Historic Ryokan on a Peaceful Hilltop
坂道を少し上がると見えてくるのが陽気館です。
創業は明治43年、なんと100年以上の歴史を持つ老舗旅館!
タクシーで着くと、旅館のおじさまたち(あえてそう書かせていただきます)が一斉に出てきて、Welcome!といい、有無を言わさず荷物を運んでくれます。夫の予約だったので日本語ができないと思われました。
なんていうか、初めてくるのに親戚の家に来たようなこの旅館の感じが良いです。
創業は明治43年、なんと100年以上の歴史を持つ老舗旅館!なので、館内一部に古さは否めません。
外観は落ち着いた佇まいで、館内も「ああ昔のおじいちゃんちを思い出す」と一言言ってしまったほど、懐かしさを感じる雰囲気。
受付前には滝と鯉がいて、子供達はそれだけでも大喜び。
As soon as we arrived, the staff greeted us with warm smiles and genuine hospitality — it felt more like visiting an old relative’s home than checking into a hotel. K


名物・登山電車で露天風呂 The Iconic Hilltop Bath, Reached by a Private Cable Car
館内には小さな登山電車があり、展望風呂に行けます。
これが想像以上に楽しく、子どもたちはまるでアトラクションのように大喜び!いつも家だと「お風呂より遊びたーい」な娘が、自分から行きたいといい、朝夕と二回行きました。
電車で坂を登った先には、伊東の街と相模湾を一望できる展望露天風呂があります。夜は夜景が見えて、朝は海の向こうから光が差し込む開放的な景色。
お湯は自家源泉かけ流しだそうです。家族みんなでリラックスできました。
One of Yokikan’s most unique features is its private cable car that takes you up to the open-air bath.
It’s just a one-minute ride, but our kids were so excited — it felt like an adventure inside the hotel.
The panoramic view from the bath over Ito and Sagami Bay was simply breathtaking, both day and night.
お部屋食の贅沢と、気をつけたい和室のポイント Tatami Comfort and In-Room Dining
階段先に案内された客室は一部屋かと思いきやなんと2部屋連続。びっくりするほど広い和室で、畳は新調されていました。19室ある中で一番広い部屋だそうです。夜は子どもたちはダンスショーして楽しませてくれました。
夕食と朝食はどちらもお部屋出し。
うちはレストランにも慣れている方だと思うのですが、それでもやっぱり、部屋出しは楽ですね!
移動がない、食べ終わった子供は自由に動き出せる。二人が食べ終わったらアンパンマンを見てもらい、その間私たち夫婦は何も心配もせず、ゆっくり食べました。
お料理は伊豆らしい海の幸中心で、金目鯛の煮付けやお造りなどが嬉しかった!、食後にはなんとメロンとそのデザートも出て、満足度が高かったです。
一方で、和室ならではの障子や襖、段差などは、やはり少し気を使いました。
部屋は広く快適でしたが、子どもが走り回るとヒヤッとする場面も。
また、アメニティは最低限(歯ブラシ・タオル・浴衣程度)で、外資系ホテルのような子ども用備品やスキンケアセットはありません。
事前に子ども用のパジャマや歯ブラシなどを持参してきたのでよかった。.
Our tatami room was spacious and relaxing, large enough for our two young kids to move around freely.
However, with sliding doors and paper screens, we had to be a bit careful — perhaps easier when they’re a little older.
Amenities were minimal, just the basics like towels and toothbrushes, but it felt refreshingly simple.
Dinner and breakfast were both served in our room, which was incredibly convenient with kids.
We could relax completely, and every dish was beautifully prepared and delicious.







欧米人ゲスト、というかロシア人が予約の半分以上!? Surprisingly Popular Among Russian Travelers
今回特に印象的だったのは、宿泊客の約半分が欧米人だったこと。
スタッフの方に聞くと、数年前にロシアの有名ブロガーが陽気館を紹介して以来、外国人宿泊者が急増したそうです。
オーナーの男性の英語対応も完璧で、マネージャーの方は以前アメリカに住んでいたとのこと。
One thing that surprised me most was the number of international guests — nearly half of the visitors were Western travelers.
The manager told me that a famous Russian travel blogger once featured the ryokan, which sparked a surge in foreign visitors.
It’s easy to see why: the honor speaks excellent English, and their warm, confident communication makes every guest feel at home.
翌朝は東海館へ送迎してくれた心遣い The Next Morning: A Cultural Stop at Tokai-kan
朝食後は早めのチェックアウト。
旅館内に遊び場などがあるタイプではないので、今回は珍しく10時前に出発しました。
なんと宿の方が、伊東駅近くの東海館(登録有形文化財の元旅館,現在は観光施設)まで車で送ってくださり、その心遣いに感激。

アクセス
- 電車:JR線で東京方面からだと、東京 → 熱海(約50分)→ 伊東(約30分、JR伊東線)ちうルートで、我らは直通の特急「踊り子号」に乗りました。
- 車:例えば東京方面からだと東名高速用賀IC→厚木IC→小田原西IC(小田原厚木道路)→熱海→伊東(R135)
- 宿:伊東駅から徒歩約10分程度。立地も市街地にほど近く、アクセスの良さが魅力。
幼児連れで荷物もある場合、駅からの移動が徒歩10分というのは助かります。行きはぐるんぱる公園から30分くらいタクシーに乗りましたが、伊東駅まで送迎もしてくださるのは、ついてから知りました。
陽気館 予約
周辺アクティビティ
旅館周辺には特に遊び場やカフェなどはありません。
行きは、伊豆ぐるんぱる公園へ。電車の遅れもあり、到着は12時半くらいで3時間くらいいたのですが、全く回りきれないほどのの巨大公園です。有料遊具無料遊具共にたくさんあり、入園料1700円なので簡単な遊園地と言えるかな?上の娘は特にこれが気に入ったようで、翌日も何度もまた行きたいと言ってました。
On our way to Ito, we stopped by Izu Granpal Park, a massive outdoor amusement park that’s perfect for kids.
Even though we spent about three hours there after arriving around noon (thanks to a train delay), we barely covered half of it!
With both free and paid attractions — from huge slides to go-karts and obstacle courses — the ¥1,700 entry fee felt like a bargain.
Our older daughter loved it so much that she kept asking to go back the next day.
帰りは伊豆多賀駅から伊豆長浜公園に行ってきました。多賀駅にはエレベーターないし、駅から公園まで降りるには急な坂を通らなくては行けなくて、正直ベビーカーにはおすすめしない!なので、車で来る人にはおすすめです。
On our way back, we visited Izu Nagahama Park, a lovely seaside park near Izu-Taga Station.
It’s a peaceful spot to relax while enjoying the ocean breeze.
However, be warned — the station has no elevator, and the path down to the park is quite steep.
I wouldn’t recommend it for families with strollers, but if you’re driving, it’s definitely worth a stop.

伊東駅近くの文化財建築「東海館(Tokai-kan)」も見所のひとつ。
もともとは昭和初期に建てられた旅館で、現在は伊東市指定の文化財として一般公開されています。
美しい木造建築とステンドグラス、昔ながらの大浴場など、日本の温泉文化を感じられる貴重なスポットです。でも我らは、子供達がぐずり中に入るのを断念したので、宿のオーナーからおすすめされた道から外観を見に行きました。
Another must-see nearby is Tokai-kan, a beautifully preserved former ryokan located near Ito Station.
Built in the early Showa era, it’s now open to the public as a designated cultural property.
With its intricate wooden architecture, stained glass windows, and nostalgic bathhouse interiors, it offers a fascinating glimpse into Japan’s classic hot spring heritage.
また伊東駅への帰り道には、みかんそのものと、みかんパフェもいただきました。美味しかった!
伊豆旬実堂 (@izu_shunmido)

伊東駅前は、正直シャッター街になっていて、少し寂しいですが。
混雑とは真逆なので、都心の混雑にうんざりという人には本当にうってつけ。1日目に行った子供達の公園も、2つ目も、全然混んでなかった!
外資ホテルも、こういう地域にはあまりないので、やはり日本の温泉に止まるとこういうエリアにお金が落ちて応援することになるので、アクセスは少し悪いけれどもっと来たいですね。


そのあとはバスで熱海まで行き、熱海駅前の熱海第一ビルの中で美味しいお寿司をいただきました。くう、幸せだった!夜も熱海にいて海鮮を食べ続けたい、、と思ったほど、美味しかったです。
帰りはロマンスカーで。今年の旅行は大体いつも4泊以上が多いので、1泊2日で子供達は「もう帰るのー」とあっという間の旅でしたが、とても充実していました。
来月は、福島へ5日間行きます!