こんにちは。この土日は山形に来ています。
「7歳の目で世界をみる」というコンセプトのもとに日本全国にある熱中小学校に、お招きいただきました。6月には北海道更別村にお呼びいただいたので、私としては2回目です。
私の中では地方出張は、ある意味チャレンジ。今やっているコミュニティのお仕事を、どれだけデジタルなカタカナを使わずに、平仮名で表せるかという挑戦です。
講演後に投げられる質問は、どれくらい理解してもらえたかが分かるとともに、地域性やそのコミュニティの特性が強くでます。なので、質疑応答はすごく大事にしています。
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新幹線で「赤湯駅」に到着し、タクシーで15分の熱中小学校へ。うーん、温泉が良さそうな駅!
ここは本当に小学校だたったところが廃校になったそうで、体育館も校長室もそのままありました。
生徒さんの年齢は千差万別。でも平均年齢45歳または50歳くらいでしょうか。
みなさんに参加のきっかけを聞いてみると、
「田舎だと新しいことを学ぶ場がない」
「新しい友達がほしい」などでした。
私の講演内容は、「楽しく長続きできる、コミュニティ作りの秘訣」です。
年配の方が多かったのと、facebookを使っている方が5割くらい、 Pinterestをお使いの方は一人だけ、ということで、いつものデジタルな話は極力減らし、みなさんの日常の中に沿ったリアルなコミュニティに置き換えました。
こちらから聞いてみると、「今新たな読書会を始めたところです!」「日本一の日本酒を飲む会を行なっています」「人形劇団に参加しており、子供達や老人ホームで行なっています」などみなさん自分が取り組んでいるコミュニティの話をしてくれました。
また、企業がコミュニティマーケティングを重視しており、取り組んでいるという私の話に対しても、「すぐに営業に繋げずに、例えばプロテインの好きな人のコミュニティを作ってみるの、うちのスポーツグッズ店でもやってみたいなどと考えていました」など、嬉しい反応をいただけました。
講演後の質疑応答は、醍醐味ですね。
直後や、そのあとの茶話会も合わせていただいた質問と、私がどう答えたかを公開します。
Q.「トンマナ」って何?
A.トーン&マナー 、簡単にいうと雰囲気のことです!スナックによって雰囲気が違う、あれです。
Q. 新たなコミュニティを使うときに、二人目をどう探したらいいか。どんな条件か。
A. 熱い想いを持った人をオススメします。必ずリアルで会って、信用できる人だといいです。そして語るだけじゃなくて実行できる人。
Q.お店に支払う料金より、お客さんに高くチャージしても良いんですか。
A.もちろん。ただ、そのためにはコミュニティの価値を高める努力を自分でしないといけない
Q.今運営しているコミュニティに、あまり主婦層ばかりが集まってしまい、他の層が来てくれていません。もっと広げたい。
A.その広げたい層の人で、友人に人望がある人を、一人連れて来て、そのあと友達も連れて来てもらえばいいのでは。
Q.Facebookを使うと近所の人に誰とどこに行ったとかがバレてしまうのが嫌なのだがどうしたらいいか。新しい友達を作ったりイベントを立てる人には便利だが、田舎で暮らす人には不都合が多い。
A.facebook非公開にできますよ!タグ付けも選べますよ。そして、不都合が多ければ非公開のツール(LINE)を使っても良い。
Q.基本的にみなネットに弱い。
A.街の掲示板や、井戸端会議の中心にいる人など情報の中心を活用すべき。
Q. いつも元気でいる秘訣、落ち込んだ時の回復法は何ですか?40を過ぎると親の介護や子供のことなど、自分のことだけではなく、いろんな悩みが出て来ます
A.朝散歩をするなど、環境から前向きになるようにする。太陽の光を浴びて血の巡りをよくすると、鬱の人も治る傾向にあるらしい
Q.けど、山形は日照時間が短くて豪雪地帯。
A.確かに・・・・!でも、イギリスやロシアなど、日照時間が短い国の方が文学が発展している。物事には表面裏面があるので、日照時間が短いこと自体も活かせたら最高。(よく考えるとこれは答えになってるのかわかりません・・・w)
ほんと様々なご質問をいただくんです。コミュニティに関することだけじゃなくて、人生観とか地域による性格の特性の話になったのは、面白かったな。
国ごとに性格が違うように、日本国内でもエリアごと、県ごとに考えていることや性格は、違う。私がみてる日本ってほとんど東京で、それってちっぽけだなあと思いました。
それが、私がこうやって地方まで話に行く意味なのかも。
あ、もちろん美味しいご飯と温泉も💚そちらは次回書きます!