海外から帰国すると、毎回自分の家の小ささに驚く。
初春にタイ・マレーシアに1ヶ月いった後もそうだった。
ホテルの一室が回遊できるサイズで、正直3LDKの日本の我が家よりもかなり大きかった。
今回も、アメリカの義実家も広いし、宿泊したホテルもベッドルーム別付きでテレビが3台もあるスイートルームでかなりの大きさだったから。
日本の私たちの家は狭いだけじゃなくて、洗面所、キッチン、全ての水回りが低い。
洗面所自体も帰宅した時めっちゃ狭い。
洗濯機や乾燥機用の部屋がない。
ウォークインクローゼットがない。
でも人間というのは不思議で、2日も経てばすぐ慣れるのだ。
そして今回帰国して気づいたのは、狭い家というのは子育てには結構便利だということ。
例えばご飯をあげる時にも子供のリクエストで何度もキッチンとダイニングを往復することになるが、その距離が近い。歩数が全然違う。
同じキッチン内でもシンクと冷蔵庫まで歩かなくても良い。
遊んでる子供に「ままー!」と呼ばれた時の距離が、数歩で済む。
昼寝させる時にベッドルーム抱っこ移動するまでの距離が近い。
洗面台や台所が低いおかげで、4歳の子供も足台があれば蛇口まで手が届く高さなのも助かる。
そこで洗濯できてすぐタオルやパジャマなどが入れられる導線になってるのも便利。
日本の家は狭い割に機能的だ。
これは家だけじゃなくて日本のいろんなことに関して言える。
例えば傘。
例えば化粧品。
アメリカのは基本なんでも大きくて重い。
日本のは「軽くて小さいのに機能的」。
例えば街。
羽田に着陸後、普通の住宅街を見て、「なんか、ミニチュアの綺麗な街」「夜の住宅街に人が歩いてる」・・・と感じた。
これが海外の人が「日本はなんでも小さくて可愛い」という感覚か、と少しわかった。
実際に今は、アメリカから持ち帰り過ぎてしまったものたちに対して収納が少ない、家が狭いという問題も感じているが、
人間の大きさが2倍違うわけじゃないし、
ものは減らせばいいだけだし、
やはり、とりあえずはもう少しはこの3LDKマンションのサイズで良いかな、という気がする。