嗚呼、人生よ。
君はなんて奇想天外なんだ。
先日朝、経営学者、野中郁次郎さんとお会いしました。
表紙絵+挿絵を描くことになりそうです。現在最終調整中。
野中先生にキラキラ付けちゃう人って、日本中私だけかもしれませんが・・・
わたしにはこのように見えました!てことで。
野中郁次郎さんといえば、、、(wikipediaより)
日本の経営学者。東京都生まれ。2002年に紫綬褒章受章。一橋大学名誉教授、立命館アジア太平洋大学名誉教授、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授。知識経営の生みの親として知られる。
2004年、「講書始の儀」進講者。
エーザイ取締役・指名委員会委員長、富士通取締役、元雪印乳業監査役(2002年まで)等を歴任。2006年、事業創造大学院大学非常勤教員就任。2010年、富士通総研理事長就任。同年瑞宝中綬章を受章した。
経営学界の方々からすると、「神!!」だそうです。
という私も率直に言ってあまり詳しくなく、今回色々と勉強させていただきました。
まずは前著「経営は哲学なり」を一気に拝読。
低迷する日本企業を応援するような内容。経営学って難しいと思ってたけれど、企業だって一人一人の人生の集合体。だから、人生ストーリーみたいなところも多く、読みやすかったです。
さらにウェブ上で調べていくと
サイボウズの社長青野氏との対談サイトがあり、とても面白かった。
野中氏「商業高校を卒業するには簿記3級と珠算3級を取得することが必須条件だったんですが、両方ともどうにもやる気になれず、なかなか取得できませんでした。それどころか、珠算は5級も落っこちる始末でした」
野中氏「大学ではとくに政治学を専攻したんですが、これまた高校と同じようにあまり興味が湧かず、勉強にも身が入らなかったのを覚えています。そしていよいよ就職となったとき、実は最初に入社試験を受けたのは朝日新聞社でしたが、結果は補欠合格。合格したものの入社時期は欠員次第だったので、他を探すことにしました。
富士電機へは実兄の関係を通じて、入社試験を受ける機会を得ました。強運なことに、論文試験の内容が、唯一大学の勉強のなかで強い関心を持っていたテーマと一致したんです。まさにストライクゾーンのテーマが試験に出た」
偉人!と呼ばれている人でも落ちこぼれ時代があったんだなぁと思うと、元気が出ますね。うん、わたしもいつか偉人になれるかもしれない、と思う(単純か!)。
ちなみに私がご挨拶させていただいたときも、誰に対しても丁重にご挨拶なさる、全く自慢したり大きな態度でお話等なさらない方でした。
ちなみに
「絵を描くのはさらっと出来る作業なのでしょう?」
とおっしゃる方が居ますが、わたしは全然さらっと書けません!
感情移入が必要。景色なり、人物像なり、モノなりに、語りかけるように又は語りかけられるように描きたいのです。
そういえば「経営は哲学なり」の中でも、本田宗一郎さんがこういってらしたわ。
「描こうとする相手の生い立ちや、自然の背景に思いを及ぼす事は、よい絵を描く事の基礎となるはずだ。いいと思ったから描くまでの事だという人もいるかもしれないが、機能を知る事によって、そのものがもっている美しさや個性の本質をつかむことができるのではないか、と思うのである」
そうそう。そうなのですよ本田さん、とまたまた偉人に納得。
これってファッションも一緒ですよね。
ブランドを作った人の背景を聞くとより面白い。でも、一番良いのは、何も説明なくともその空気感や背景、気持ちが伝播する作品だと、わたしは思ってる。アートでも、ファッションでも。
そんな服が着たいし、そんなストリートスナップが撮りたいし、そんな絵が描きたいよ。
ちなみに、わたしの水彩ヒストリーはここにまとめたよ。
もっと描いたものあるから、順に載せていきたいな。