最近、小さな悩みがある。
「こちらに対して一生懸命話している方のお話を、もういいですと思っても適度に切りあげられない」こと。
自分でも意外なんだけれど、初見の人で、目の前で盛り上がってる人に関しては切り上げられないことが多々ある。仕事でも、プライベートでも。
例えば先週。打ち合わせをしようと呼ばれた相手が、もう一人別の方を連れてきて、そのもう一人に猛烈に営業を受けた。
正直私にはあんまり関係なくて、不毛な営業なんだけれど、それを伝えても止まらない。
別に彼は多分悪い人じゃ全然なくて、ただ事前情報が何か間違えているのと、最初に十分なヒアリングをしないで営業してるだけ。
何度も柔らかに「わたしは対象じゃないよ」と伝えたつもりだったけれど、伝え方が甘かったのか延々と続いた。
うーん、これはさすがに長くなってきたぞと思ったけれど
その人が悪い人じゃないことはわかるし、一生懸命熱く話している前で携帯で時間見たら失礼かなとか思って、動けない。
で、やっと終わった、と思って、元々呼ばれた人と本題の話をし始めたけれど、すぐに時間切れになってしまった。
こういうことが、たまに、いや割とある。
別に上の例みたいに不毛な営業とかじゃなく、基本的に楽しくて面白い場合でも、「もう繰り返しで長くなってきたかな」と思う時に、言えない。別に「嫌だ」というほどのレベルではないから、まあ集中できず時間が過ぎてしまう。
結局これって、私の「目の前の人に嫌われたくない」という弱さから起きている。良くも悪くも、目の前の人に好かれようとしてしまう性なのだ。ああ、なんて弱いんだ。
失礼だなとか相手を気遣ってるふりして、自分を守ってるだけ。
だから終わったあと後悔する。なんでもっと早く切り上げなかったんだろうと。30分でも1時間でも、相手も自分も次のことできたのに、と思ってしまう。
この話を仲良し何人かに相談したところ、男性は比較的サクッと切り上げられる。「目の前の人に失礼があったらいけない」とダラダラと切り上げられないのは、女性が多いということがわかった。
自分で自分を男性脳だと思っていたから意外だった。。
で、現役ホスピタリティ業界の人に相談した。(注:夜の業界ではありません)
そしたら、私にとって画期的な答えが帰ってきた。
「主語を相手にして”この話はあなたの為にならないから辞めましょう”といえばいいよ。」と。
もちろん直接的な理由はもう私にとって関係ないとか、話が興味深くないとか、「自分がもう嫌だ」なんだけれど、私が聞く姿勢がなくなってしまった限り、相手にとってもその時間は不毛だ。
だから、それを早めの段階で相手にわかりやすく伝えてあげるのがいいと。
ほんとその通り!ガッテン!
というわけで、切り上げスキル、レベルアップしよ。
そして、私自身話が脱線することが多いから、相手に「こいつの話、早く切り上げたい」と思われないように、相手の興味に合わせたお話をしよう、と反省しました。
ちゃんちゃん!
ちなみに、このマシュマロ入りコーヒーは、昨年の7月星のや富士で出していただいたものでした。雨の中飲んで、美味しかったので記憶に残ってます。