Coachの秋冬展示会をみてきました。
はいってすぐ、なんのブランドの展示会に来たか、わからなかったくらい、
Coachは変わってました。あの、いわゆるCマークのバッグが見当たらなかった。
小さなサイズも出て、カラフルはそのままに、上品さを足した感じ。
はいってすぐ、なんのブランドの展示会に来たか、わからなかったくらい、
Coachは変わってました。あの、いわゆるCマークのバッグが見当たらなかった。
小さなサイズも出て、カラフルはそのままに、上品さを足した感じ。
斜めがけにしても可愛い。
綺麗な型押ししてあるバッグも。
馬を調教している姿から、ブランドネームcoachというらしいよ。
以前のイメージとしてはこんな感じだったよね。
http://www.pinterest.com/handbagscouture/coach/
バッグより驚いたのは、Coachのアパレルが全然変わった事。
1996年から同じデザイナーだったのが、Stuart Veversに変わった事が大きく影響しているらしい。
Stuartは、去年までバッグブランドLoeweにいたイギリス人デザイナー40歳。
そのまえもMulberyを担当したり、
少しパンチのきいたデザインが得意な様子。
彼の事を調べてみたけれど、あまりリンクがない。。
今回は、アメリカ旅行の旅にインスパイアされた、とのこと。
このパッチワーク、とーーーってもかわいい!
どれくらい変わったかというと、
2014 SpringCollectionではこんなかんじの、お嬢様路線だったのです。
というか、そういう良いコでした、Coachって。
そこで前から気になっていた事を、PRの方に聞いてみたんです。
私「これくらいがんっ!とイメージが変わると、普通は”今までのcoachじゃない・・・”と戸惑ってしまうような気がするんですけれど、実際どうなのですか?
アパレルやアクセサリーのデザインが好きで、入社する人も多いと思うのですが」
PR女性「はい、全然違うことに最初は驚きました。でも、レザーブランドである証であるこの革を使っていたりして、重要な部分は変えていないので、しっくり来ましたよ」
確かに、使っているバッグも靴も、あのCoachらしい上質なレザーというのは変わらず。
わたしとしては、もっとそこからの感情のブレとかを聞き出したかったのだけれど。堂々とそう言ってた。
「でも、今までの客層がついてくるのか、心配になるくらいの大きな変化じゃないですか」食い下がるわたし。
「今までのお客様でも、理解してくれる方は大勢居ると思います」とPRの方。
そこで「Coachとして大事にしているコンセプトって、なんなのでしょうか??」と質問。
PR女性「実用的を持ちながらも、控えめな女性らしさ」です、との即答。
確かにCoachのバッグはレザーなのに、軽くて実用的!
けれど、ナイロンの様なカジュアルさもなく、アメリカンブランドにしてはカジュアルすぎない大人しさがあるね。
調べてみると、coachは1940年代のNYでレザーバッグとして作られたブランド。
1940年代NYといえば、以前に”コンプレックスとファッションと編集長”というエントリーでも取り上げた、1940年代のVogueカリスマエディターが活躍した時代。つまり、NYの女性は外で活躍し始めていた。
だからこそのコンセプトだということが予想できる。
今後は、”手に届くラグジュアリーアクセサリー”から、”よりファッションに関心の高い層へ高いクオリティのものを届ける”方向へシフトしていくというCoach.
ブランドのデザインが変わった時の心境の変化は、
別にラグジュアリーブランドに限ったことではない。
最終的な顧客が誰で、何を訴えかけるのかがはっきりしていれば、
特に慌てる事はないはず。
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