2014/9/21-25 LunchTrip初の海外ツアー企画 「食を通して日本を紹介しよう」~ラオスを知る・交流する旅~ のブログ第二弾です。
*ブログ第一弾は、Vientiane,Laos 市場で実感!”いただきます”
3日目、NPOラオスの子どもにお邪魔しました。
きれいな図書館!
きれいな図書館!
ラオスの子供さんでは、ラオス全国に図書館を作るだけではなく、図書館がない地域に移動図書館を作ったり、実際に本を出版したりしている活発なNPOです。
わたしたちの訪れた施設は、図書館。
学校のお昼休みに子供達が遊びにくる憩いの場になっています。
学校のお昼休みに子供達が遊びにくる憩いの場になっています。
施設の目的は、ラオスの子どもたちに本を読む習慣をつけてもらうこと。
子ども達と遊んだあと、ラオスの教育について学びました。
まずここで、ラオスについて少し説明しましょう。
本州の大きさに、大阪より少ないたった人口600万人が住んでいます。
その訳は、土地の7割が山岳地帯だから。
平地には、まだ地雷も多いのです。都会と違い、田舎ではまだ教育が発達しておらず、地方では先生が子供をおぶって教えることも難しくありません。
ただ年収にそぐわず携帯やスマホは一気に普及しており、都会の子供はゲームばかりやるようになっています。
本州の大きさに、大阪より少ないたった人口600万人が住んでいます。
その訳は、土地の7割が山岳地帯だから。
平地には、まだ地雷も多いのです。都会と違い、田舎ではまだ教育が発達しておらず、地方では先生が子供をおぶって教えることも難しくありません。
ただ年収にそぐわず携帯やスマホは一気に普及しており、都会の子供はゲームばかりやるようになっています。
ラオスではあまり親が子供に読み聞かせる習慣がなく、結果として「読む」行為があまり日常に定着していません。
だから子供たちにまずは読むことのすばらしさを伝えよう、ラオスの子どもに本に興味を持ってもらおう、ということをこの施設にて行っているそうです。
私たちが訪れた日は雨。
日本の遊びをラオスの子供達に知ってもらおうと、
・だるまさんが転んだ
・ハンカチ落とし
・漢字で自分の名前を練習→折り紙
の3つを行うことにしました。
まずは、「だるまさんが転んだ」を行いました。
これにはみんな、おおはしゃぎ!
タッチ!逃げろ! |
だるまさんが転んだ・・・動いた! |
みんな本気で逃げてるw |
実は事前に子供達が来る前に大人だけでやったのですが、これも本当に笑っておなかがよじれて息が苦しかったんです!
大人のみなさん、何か機会があったらぜひ「だるまさんが転んだ」やってみてください。楽しいですよw
次は、ハンカチ落としを。
これは、場所が狭いので、なかなか難しかったなあ。
みんな落としたことをばれないように普通の顔で落として走って笑っていました。
最後に、折り紙に日本語で書いて、練習してもらいました。
みんなあっという間に日本語が上手になってた。
折り紙自体は教えなくても、もう既に習っているみたいでとっても上手でした。
というか、この♡のかたち、わたしの方が習ったんだよw
その後、ラオスの識字事情を「ラオスの子ども」代表の本多さんから習いました。
そのなかで いくつか印象的だったお話をシェアします。
①識字率が低く、かつ社会主義の国ラオスでは、ジャーナリズムがあまり発達しない。
口承文化のラオス。
親が子供に読み聞かせをする文化がありません。
そうすると「読む」という行為にハードルが高く、記事など渡しても読んでもらえないことが多い、と本多さんはいいます。
識字率があがると、自身をもち、学校に通う居続ける子供が増えることもわかっています。
ラオスの学校では元々1−2年生のときに落第しドロップアウトする子がとても多い。
そんななか、字を読めるようになった子たちは、継続性が高いことがわかっています。
②社会主義国ラオスのジャーナリズム
読むことにハードルがあるからか、新聞を読む人もとても少ないそうです。
その理由は「新聞は広告になっているから」と、現地ガイドさん。
新聞社に取材にきてほしいとプレスリリースを送ると、「いくら払ってくれるんだ」と言われることもあるとか。
本多さんも、お金だけ払ってこなかったことがある、と嘆いていらっしゃいました。
ジャーナリズムと社会主義が両立するのは、難しいんだってこと、言われてみるまで考えたこともなかった。
③ラオス人は自分のことばではなく、タイ語で何でも読んでしまう。
本多さんはもともと日本でJICAの専門家として活躍したり、東南アジアからくる青年達に研修事業をされていたそう。
ラオス人は自分の国でだけ発売されていない本を見て、「悔しい、悲しい」というのではなく、「タイ語で読むからいいです」と言うことが多かったそうです。
ラオス人はタイ語をわかるし、話すことが出来る。でもその逆はありません。
この図書館に置いてあったのも、ラオスではなくてタイの雑誌。大人気だそうです。
本多さんは、そんな子供達に少しフラストレーションを貯めていらっしゃるように見えました。
外国語が出来るのは大事。
でも、自分の国の言葉を大事にしないと、そこでしか継承できないものがどんどん廃っていってしまう。
わたしも、それを改めて考えるきっかけになりました。
南米を回っていると、自国の言葉をもうはなせない人たちにたくさん会います。みなスペイン語のみ。先祖は、自国の言葉を持っていたけれど、もう現代の人たちははなせないんです。
日本語は日本でしか通じないので、ああ最初から英語を話す国のひとはなんてうらやましい。そう思っていたけれど、やっぱり日本古代からの文書やカルチャーがある中、それをつぶして全て英語にしたいとは私は全く思わない。
だからこそ、本多さんのフラストレーションには、なんだか通じるものがありました。
④本多さんご自身の人生
定年を超えたあと、この「ラオスの子ども」の理事長に日本で出会い、1年前きたばかりという本多さん。
とってもバイタリティのある女性でした。
「ラオスののんびりした所が好き」こうやってラオスに惚れ込み、移住した日本人女性に二人お会いしましたが、もちろんのんびりしているからこそ、何事も遅い、正確ではない、トラブルだらけなどのストレスはあるでしょう。
それを「大きな組織じゃなくて小さな組織を作っていく感じが楽しいのよ!」と言える本多さんは、本当に元気でエネルギーにあふれる方なんだなと思いました。
ラオスの子ども達も、本多さんのエネルギーを吸収していって、むしろそれ以上になってほしいですね。
P.S.
実は、わたしは去年、ルアンパパーンの小学校にお邪魔しています。
A school in Laos video
http://ami-go-trip.com/blog/a-school-in-laos.html
10/11/2013 ラオスで考えた”旅”と”旅行”の語感の違い
http://ami-go-trip.com/blog/what-is-difference-between-travel-and.html
9/25/2013 可愛いすぎるラオスの子ども
9/19/2013 可愛すぎるラオスの子供 Video
http://fashionflight-ami.blogspot.jp/2013/09/blog-post_19.html
今回の学生たちのほうが、 11歳と14歳も中心だったこともあり落ち着いてました。
それに、何よりきれいな制服を着ていました。
田舎にいくと「先生が赤ちゃんおぶって教えてる」のは、大げさではなくて本当だと思います。