8月スタートですね!
今日は、コミュニティマーケティングが世の中の流れとして、また世界的にもとても大事になっているよ、というお話をします。
振り返れば、コミュニティ自体は新しいモノではありません。
小学生の頃住んでいたマンションで、母はママ友たちを呼び合って、頻繁にお茶会していました。
流行りのお茶にキッチン用品、そして化粧品、、、「ママ友お茶会」の中でブームになっていたものが家庭内にもよく反映されていたのを、子供ながらに覚えています。おそらく3人の子育てで大変だった母にとって、“ママ友お茶会”は息抜きできる場であると同時に、重要な情報源だったのでしょう。スマホもSNSもなかった当時、子育てや自分の興味にあう情報を得るのは“ママ友お茶会”が一番よかったんじゃないかと思います。
(母たちはよくお茶とケーキを食べてた。写真は、4月に行ったスイスチューリッヒで入ったケーキ屋さん)
今の時代、私たちの生活には朝から晩までスマホがあります。毎朝大量の「お知らせ」があらゆるアプリから通知されたり、スマホで音楽を聴きながら、SNS上のニュースやyoutube動画を流し見しています。
聞いたところによると、情報量は毎年40%も増えているのだとか。この情報で埋め尽くされた現代では、企業がただ一方的に情報を流しても人々の目を引くことほとんど不可能です。
だからこそ結局、自分に関わりのある“ママ友お茶会”みたいなコミュニティ内の口コミが一番強い。 なんというか、情報が増えすぎて、また一周回って井戸端会議の口コミが大事にされるようになっている気がします。顔も見えない人が発信する情報よりも、友人または“ライフスタイル”や“興味対象”が自分と似ている人から発信される情報を積極的に受け取りたいという人が増えています。
現代では、実際に家が近い井戸端会議や“ママ友お茶会”が、オンライン上になったり興味で繋がったりするわけです。地域のPTA会だと、ちょっと“強制参加”な感じがしますが、母が行なっていた「マンションのお茶会」や、会社後の「広報勉強会」に出る人は“積極参加”です。
積極参加したい好きなこと・興味のあるコミュニティを盛り上げて行くことは、世界的な流れになっています。
facebookのマークザッカバーグCEOは、2017年6月23日コミュニティサミットを初めて開催し、今後10年間におけるFacebookの新しいミッション「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」を発表し、「世界中を通してコミュニティをつくること」に注力していくことを強調しました。
以前は「世界を繋ぐこと」をミッションとしていましたが、今はコミュニティ形成に重点を置いているのがわかります。(→facebook groupの機能も今後強化されていく予定。)
私たち生活者は一方的な広告についてもかなり目線が厳しくなりました。日本で最近人気トップのアプリは、ウェブ画面上の広告をブロックすることができるアプリ。しかも有料120円。それほどに企業からの一方的なメッセージというのはもう毛嫌いされているのです。自分の好きな人たち、近い人たちが取り組んでいること、というのが一番強い。企業は、単に一方的な広告をするのだけではなく、既存のコミュニティと組んで行うべきだ、と私は思います。単に再生回数やPVだけで見るよりも、一回見た後ママ友で会話になる取組みの方が、ずっと「エンゲージメント」が高い、と言えると思うんです。
ね?私がコミュニティコミュニテイと言ってるだけじゃなくて、こんな背景があるんです。
ただ、コミュニティを通した情報伝達だけがコミュニティマーケティングではありません。
詳しく聞きたい方、お仕事にご興味いただいた方はこちらへどうぞ。
また、9月からコミュニティマーケティングの講座(土日開催、3ヶ月間)を企画中です。ご興味のある方は上記リンクをご覧の上、メールかfacebookでのご連絡お願いします。