7月頭から数ヶ月アメリカ・シアトルで暮らしています。
シアトルで子育てしながら夏を過ごすのは2回目。
自分たちで2021年に買った家だが、日本にいたりアメリカにいるので、慣れたとはいえまだまだ発見があるのが嬉しい。
今年は長女が3歳になったので、もっと年上の姪っ子やお友達が「サマーキャンプ」に行っていることが多く、話を聞いて日米の子供の夏休みの過ごし方の違いを感じて調べてみたので、そちらについて書きます。
日本では夏休みは普通7月の後半から8月で1ヶ月半。
アメリカでは5月末から3ヶ月もあるというのは有名な話だ。
子供の頃、ああ羨ましい、夏休みそんなに長いなんて!と思っていた。
でも大人になり親になると目線が変わる。3ヶ月?どうする!?長くない!?と。
日本の小学生ママたち、1ヶ月半でも真夏で公園にも行かせられなくてヒイヒイ大変だと聞いてるのに、3ヶ月もあってどうしてるのだろう。
(今はちょうど8月後半に差し掛かるところなので、学校がところどころ始まっていて
ママたちがとほっとしている姿を、リアルでもソーシャルメディアでもよく見る。そしてお店は大体Back To School!のキャンペーンだらけ。)
長い夏休みの過ごし方
周りでもPre -School (幼稚園)通いの子供たちは、もちろん夏休みは長い。
なのでその間サマーキャンプに行くそうだ。
このサマーキャンプというのが、私としては子供の頃は憧れてて、
へー小学生とか中学生とかでお泊まりするなんて素敵すぎる!大人っぽい!と思っていたけれど
別にキャンプといっても必ず夜宿泊するわけではないそうで。
例えば姪っ子のここ1ヶ月のスケジュールはこんな感じ。
2週間:演劇キャンプ
1週間:休み
1週間:乗馬キャンプ
大体毎朝10時から3時まで、車でお迎え必須。
ちなみに姪っ子のこの演劇キャンプの最後の日の発表会を見に行って感動した。
ここは5歳くらいから中学生までがいて、高校生以上がスタッフとして運営をしていた。衣装から舞台から全て手作りで、姪っ子の成長に感動して涙が出た。
他にも、例えば子ども美術館や科学美術館でもキャンプをやっている。
4歳以上小学生や中学生が対象で、半日から一日✖️1週間など、毎日通う。
友人の子供4歳も水泳キャンプに行ったり、うさぎの世話を毎日するキャンプに行ったり、いろんな種類のキャンプがあるそう。
日本でいう、「夏季集中クラブ活動」ってところかな。別にキャンプといっても必ずしもテント貼って飯盒炊爨するわけではない。
逆に、受験目的や勉強だけのための塾は聞かない。
もしかしたらもっと小学生高学年になったら出てくるのかと思うが、夫は高学年の時に「野球選手がきてくれる別の州の有名野球キャンプに行ってた」そうだし、まだ聞いたことがない。
キャンプの価格はどれくらい?
乗馬キャンプっていくらくらいするんだろう、と思い適当に検索したら
1日安くて170ドル。25000円くらい。
うちの一番近所のデイケア(保育園)が1歳児クラス1ヶ月60万超えと考えると、まあそんなもんかと思うけど、2週間分となると結構な出費だ。
保育園は基本、日本と同じで夏休みは関係ないそうだが、フルタイムでも保育園ではなくて幼稚園に通わせている親もいて、その人たちは夏休みの間は別のデイケアに通わせているという。
もちろん、昔ながらのお泊まりキャンプもあり、上記のチャートの引用先であるこのサイトによれば、お泊まりは1週間で15万から30万が普通。そして最大8週間までお泊まりの選択肢があるという。
実際、人気サマーキャンプとして掲載されている下記のこちらは、6週間で240万弱で掲載されていた。
実際、人気サマーキャンプとして掲載されているこちらは、6週間で240万弱で掲載されていた。
い。
ひい。日米どちらにしても大変だ!
うちはまだ3歳1歳で、夫と私がみたり義父母の家で過ごしたりしてなんとかなっているけれど、
こちらで子供が夏を過ごすのも想像以上にお金がかかるんだなと実感した。
保育園(デイケア)も高い
前述の月間60万の1歳を保育園に通わせる友達に日本の保育園事情を話すと
絶句した後、「ええええ・・・・日本に引っ越したい・・・」といっていた。
その次に会った時には、「この前聞いて以来、友達みんなに日本の保育園の話をしまくってるよ!」といってた。
私もその60万保育園の話をしまくってたので、お互い様だ。笑
その家族には上のお兄ちゃんもいて、もうすぐ保育園から私立幼稚園に転園するという。
そうするとまた夏は高額なサマーキャンプに行くんだろうな。
カラッとしてて暑くても25度と季節はずっと良いので、将来どこの国に住もうとも夏はここに帰ってこようと思ったけれど、インフレや円高だけが要因ではない部分で、日本より格段にお金のかかるアメリカの夏休みの解像度が上がったのでした。
にしても本当に、日本より全てお金で解決する超資本主義国ですな、アメリカは。